1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. 野球

【パCSファーストS展望】伊東勤氏 日本ハムが優勢 ロッテ・朗希すらのみ込む“したたかさ”

スポニチアネックス / 2024年10月12日 5時33分

伊東勤氏

 旬な話題に斬り込む企画「マイ・オピニオン」。今回のテーマは新庄監督を先頭にリーグ2位から下克上での日本一を狙う日本ハムだ。CSファーストSの相手はレギュラーシーズンで18勝6敗1分けと勝ち越した3位・ロッテ。本紙評論家の伊東勤氏(62)が戦いぶりを分析し、展開も予想した。

 初戦から日本ハム打線と佐々木の対決。ロッテとしては佐々木の圧倒的な投球で主導権を握りたいところだが、レギュラーシーズンでは日本ハムが佐々木を攻略している。

 5度の対戦で日本ハムは佐々木に1勝も許していない。鍵は足だ。7盗塁で揺さぶって佐々木に自分の投球をさせない。癖が分かっているのか、それとも走者が捕手のサインを見て変化球と判断してスタートを切っているのか。したたかなプレーが浸透している。走らなくても佐々木に考えさせ、甘くなったところを狙い打ちしたり四球をもぎ取れば好機は広がる。佐々木の対日本ハムの与四球は12。同じリーグの5球団で一番多い。1点の積み重ねで佐々木を沈められれば、日本ハムが圧倒的に有利になる。

 連続スクイズや重盗という小技だけでなくレイエス、清宮の長打も秘める。得に清宮の成長は目を見張るものがある。夏場を過ぎて確実性がアップ。捕手目線でも打ちそうな構えをしているし、一振りで仕留める集中力もある。短期決戦での長打は相手バッテリーに脅威。攻撃面のキーマンになりそうな気がする。日本ハムは複数ポジションを守れる選手が多い。延長戦にもつれても、戦力を余すところなく活用できる。

 先発は初戦の加藤貴からどう順番を組むか。(レギュラーシーズン最終戦の)8日に投げた伊藤はファーストステージは難しい。山崎の起用もポイントだ。新庄監督がファイナルステージも含めた戦略を練っているなら伊藤、山崎をソフトバンクに回す可能性もある。加藤貴、金村、北山でロッテを倒せば、ファイナルは互角の戦いになる。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください