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日本ハム・加藤貴が先陣切る!本拠地でのロッテ戦勝率100%だ「初回から全力」

スポニチアネックス / 2024年10月12日 6時3分

キャッチボールで調整する加藤貴(撮影・高橋 茂夫)

 日本ハムの加藤貴之投手(32)が12日、エスコンフィールドで開幕するロッテとのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ第1戦に先発する。今季対ロッテは5勝1敗、防御率1・85と好相性だが、本拠地では3戦無敗と無双。第2戦先発は金村尚真投手(24)が濃厚で、ソフトバンクが待つファイナルS(16日開幕、ペイペイドーム)へ向け、左右両腕で連勝突破を狙う。

 シーズン2位からの下克上は、加藤貴の第1球から幕を開ける――。本拠地で開幕するCSファーストS。16年以来8年ぶりの日本一へ、大事な初戦の先発マウンドを託された左腕は、引き締まった表情でいつも以上に言葉に力を込めた。

 「この初戦が大事になってくると思う。本当に初回から全力で頑張ります」

 頼もしいデータがある。国内FA権を行使せずに残留した今季、加藤貴は自身初の2桁10勝をマーク。その半分となる5勝をロッテから挙げ、リーグ球団別では最高の防御率1・85と圧巻の数字を残した。本拠地でも3戦無敗と好相性を誇り、新庄監督も初戦を左腕に託した理由について「もう、それ(相性)のみ」と全幅の信頼を寄せた。

 当初は今季リーグ最多タイ14勝を挙げ、勝ち頭だった伊藤を初陣に託すプランもあったが、新庄監督は「ロッテさんに負けようが、ソフトバンクさんに負けようが一緒ですね。日本シリーズに行けなければ」と説明。伊藤をファイナルSへ温存し「開幕・加藤貴」を重視するのが、24年の新庄ファイターズにとって自然な流れだった。

 加藤貴にとっても“三度目の正直”となる。CSでは過去16、18年に登板するも、ともに1イニングで降板。新人だった16年はソフトバンクとのファイナルS第5戦で先発を任されたが、1回4失点でKOされた。降板後は悔しさからベンチで涙に暮れただけに「いろいろな経験をさせてもらったので」と、雪辱を誓った。

 大黒柱で王手をかければ、ペイペイドームへの切符を懸けた第2戦は金村が濃厚だ。プロ2年目の今季はチーム事情で開幕中継ぎスタートも、5月に先発転向して7勝6敗、防御率2・38をマーク。5日の楽天戦ではリリーフで3回1安打無失点で7勝目を挙げており、ここまでの調整も万全だ。

 「みんなが一体となれるように。僕もその波に乗れるように、まずは僕が投げて始まるので、そこは大事にしたい」と加藤貴。宿敵が待つファイナルSの舞台へ、強力な二枚看板で挑む。(清藤 駿太)

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