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大山のぶ代さん、夫・砂川さんの元へ おしどり夫婦の老老介護―夫が15年に認知症公表 毒蝮三太夫語る

スポニチアネックス / 2024年10月12日 4時31分

「娘になった妻、のぶ代へ」の表紙

 ◇大山のぶ代さん死去

 晩年は病との闘いが続いた大山のぶ代さん。夫で俳優の砂川啓介さん(享年80)による老老介護は公表当時、大きな話題となった。

 砂川さんは大山さんの認知症を3年間、公表しなかった。「彼女やドラえもんのイメージを壊すのではないか」と悩み、一人で介護中心の生活を送った。葛藤の末、15年にラジオ番組で公表。当時大山さんが81歳で、砂川さんが78歳。“老老介護”の生活は厳しいもので「(ドラえもん役を)覚えているのか分からない」とし、同年出版の「娘になった妻、のぶ代へ」では徘徊(はいかい)や幻覚、排せつなど壮絶な日々を明かした。「(大山さんを)道連れに死んでしまった方が楽かもしれない」と思い詰めた。

 公表を後押ししたのは、夫妻と60年来の交流があるタレントの毒蝮三太夫(88)の言葉。当時を毒蝮は「会うたびにどんどんやつれていく姿を見て“老老介護は1人で背負い込むと2人ともダメになるぞ”と伝えた。その瞬間のホッとした表情が忘れられない」と振り返った。

 公表後は砂川さん宛てに温かいメッセージが多く届いた。砂川さん自身も「公表したことで現状を受け入れられるようになった。娘ができたようでいとおしい」と話した。新たな関係性を築き、2人の生活を送った。毒蝮は「一般的にはドラえもんの方が有名なんだけど、プライベートでは亭主を立てていた。彼女が認知症になった後は啓介が支えて、本当にいい夫婦だった」と語った。

 しかし、砂川さんは16年4月に尿管がんと診断され、介護が困難に。「君(大山さん)より先に死ねない」と闘病したが、思いはかなわず17年に亡くなった。大山さんは体調を考慮し通夜や葬儀に参列しなかったが、通夜前日に棺の中の砂川さんと対面。亡くなったことを理解したのか、「お父さん」と涙ぐんだという。毒蝮は「今頃再会して“啓介さん来たわよ!”“遅いじゃないか”なんて話してるんじゃないか」と思いをはせた。

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