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日本代表GK彩艶 “神セーブ”で3戦連続完封も「ビッグセーブとは捉えていない」

スポニチアネックス / 2024年10月12日 4時58分

<サウジアラビア・日本>前半、相手の強烈なシュートをファインセーブする鈴木(奥)(撮影・西海健太郎)

 ◇W杯アジア最終予選 日本2―0サウジアラビア(2024年10月10日 ジッダ)

 わずかなほころびすら見せなかった。W杯アジア最終予選初の開幕3試合連続無失点。快勝を呼び込んだのは、鉄壁の守備陣だった。

 1点リードの前半42分、ファーサイドに飛んだDFアブドゥルハミドの強烈な右足シュートを、GK鈴木が全身のバネを使って右手一本の超絶セーブ。波状攻撃を受けた前半27分には、MF守田やMF遠藤が自陣エリア内で体を投げ出してシュートをブロックした。

 鈴木は「良い準備ができたので、しっかり対応できた。自分としてはそこまでビッグセーブというふうには捉えていない。もう少しはじき方に工夫が必要だったかなと良い意味で感じています。全選手が体を張ってゴールを防いでくれた」と事もなげに振り返った。

 シュートは13本を浴びた。日本は7本で今最終予選で初めて相手にシュート数で上回られた。ボール保持率でも43・3%止まり。特に先制点を奪った後は押し込まれる展開を強いられた。その苦しい時間帯を無失点でしのぎ切ったことが、後半45分間の安定感につながった。完全敵地の重苦しい雰囲気を断ち切った堅固な守備網に、主将の遠藤は「暑さもあったので現実的な勝ちを求める戦い方ができた。相手も嫌だったと思う」と手応えを口にした。

 今年1月のアジア杯では5試合8失点。その批判の矢面に立たされたのが鈴木だった。だが今夏からセリエAで戦う守護神は「こういう非常に大事な試合でも力を入れすぎず、リラックスしながら良い状態でプレーできている。そこがアジア杯と比べると余裕を持ってできているところ」と力を込める。苦い教訓は今に生きている。

 初戦・中国戦、第2戦・バーレーン戦では圧倒的な攻撃力がフォーカスされた。そしてジッダの地では、守備力の高さも示された。

 ≪W杯最終予選初の開幕3試合連続無失点≫日本はW杯最終予選で初の開幕3試合連続無失点。国際Aマッチの連続無失点も歴代2位の6試合に伸ばし(北朝鮮との没収試合を除く)、ジーコ監督時代の03~04年の最多7試合にあと1とした。

 鈴木は出場試合の連続無失点を自身2度目の4試合に伸ばした。次戦も継続なら松永成立と川島永嗣の5試合に並ぶ歴代3位。最多は権田修一の9試合。

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