PS初勝利の山本由伸「本当に尊敬している…」 ダルへの思い語る途中に大谷からシャンパン攻撃

シャンパンファイトで記念撮影するドジャース・大谷（右）と山本（撮影・柳原　直之）

　◇ナ・リーグ地区シリーズ第5戦　ドジャース2ー0パドレス（2024年10月11日　ロサンゼルス）

　ドジャース・山本由伸投手（26）が運命の第5戦に先発。パドレス・ダルビッシュと、ポストシーズン（PS）では史上初めてとなる日本投手の先発としての投げ合いを制した。5回2安打無失点。安定感抜群の投球内容でチームをリーグ優勝決定シリーズへと導いた。

　試合後、大谷と山本は他のナインと同様に、リーグ優勝決定S進出を記念する黒地のTシャツと帽子に着替え。次々と歓喜のナインと抱擁し、喜びを分かち合った。

　グラウンド上での記念撮影を終えると、クラブハウスに移動。歓喜のシャンパンファイトを行った。山本はNHKのインタビューを受け「しっかり自分の仕事もできて、チームも勝てたので本当にうれしい。喜びも凄く大きいですし、あと2回勝ってワールドチャンピオンになれるように頑張ります」と答えた。

　先発として投げ合ったパドレス・ダルビッシュへの思いを聞かれていた途中だ。満面の笑みでシャンパンを持った大谷が乱入。「この素晴らしい試合で、同じ試合に登板できたことが個人的に嬉しかった。本当に尊敬している…」と答えたところで「いえーい！」とハイテンションの大谷にシャンパンを頭からかけられた。

　山本は“泣き笑い”のような笑顔で、しばらくの沈黙。ダルビッシュへの思いと、勝利した喜びをかみしめ「一つずつみんなで勝って、ワールドチャンピオンになれるように頑張ります」と思いを新たにしていた。