CS初勝利なるか ロッテ・佐々木朗希、初回は最速158キロ、無失点 ファーストS開幕

＜日・ロ＞先発の佐々木（撮影・長久保　豊）

　◇パCSファーストS第1戦　ロッテ―日本ハム（2024年10月12日　エスコンF）

　プロ野球のクライマックスシリーズ（CS）は12日、セ・パ両リーグでファーストステージ第1戦が行われた。パ・リーグは、リーグ3位のロッテがリーグ2位の日本ハムとエスコンフィールドで対戦。下克上を狙うロッテは佐々木朗希投手（22）が先発した。

　初回先頭の浅間に四球を与えたが、続く清宮の打席でスタートを切った浅間の二塁盗塁を阻止。清宮にも四球を与えたが、レイエスを空振り三振、郡司を三ゴロに打ち取って無失点に抑えた。初回の球数は19球で、最速は158キロだった。

　CSは3度目の登板。すべてファーストS初戦の先発となる。しかし、21、23年はいずれも白星を挙げられていない。シーズンでは、入団5年目で初の2桁10勝を挙げたが、日本ハムはパ・リーグで唯一白星を挙げられなかった相手でもある。特にエスコンフィールドでは2試合で0勝1敗、防御率6・43だった。

　球数を投げさせられ、盗塁で揺さぶられるなど「いろいろ今年やられている」との自覚もあり「対策を練りながら大胆に自分らしくやるしかない」と覚悟を決めてマウンドにあがった。