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尾崎裕哉「上で見守ってくれてるんじゃないですか」 父・豊への思慕とともに、大阪公演では父の曲も披露

スポニチアネックス / 2024年10月12日 19時27分

大阪でのライブを前に意気込みを語る尾崎裕哉

 シンガー・ソングライターの尾崎裕哉(35)が12日、大阪市内でライブツアー「ONE MAN STAND 2024 AUTUMN」の大阪公演(19日、梅田クラブクアトロ)を前に取材に応じ、父・尾崎豊への思いを語った。

 メジャーデビュー前、初ライブを行ったのも大阪、大学時代に初めてゼミ旅行に来たのも大阪だったそうで「勝手に第二の故郷みたいな感覚」という地でのライブ。アコースティックギター1本でのステージに「お客さんとの距離も近いし、等身大の自分を見せられる」と話す。ステージではもちろん、父の曲も披露するという。

 昨年4月、父の名曲「I LOVE YOU」を音源化した。それまでステージで父の歌を歌うことはあったが“形”として残すのはデビュー7年で初めてのことだった。「自分の声質が“変わってきたな”と感じたことが大きかったかな。尾崎裕哉の声になることはうれしくもあり、寂しくもあったけど今、このタイミングで(I LOVE YOUを)残していた方がいいな、と」。レコーディングは父の音源を聞きながらだった。

 昔も今も変わらず「上で見守ってくれてるんじゃないですか?」と父を思わない日はない。時計やネックレス…。テレビの生放送に挑む時は父の遺品を身につける。そんな姿を母の繁美さんも温かく見守っている。「うちのオカンはうるさいですよ(笑)。尾崎豊を継承して欲しい、と強く思っているので」。父を感じながら自分らしく。裕哉の歩は止まらない。

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