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日本ハム・万波、朗希から初CSで2安打!「勝つしかない」

スポニチアネックス / 2024年10月13日 6時1分

パCS1st<日・ロ>2回1死、左前打の万波(撮影・長久保 豊)

 ◇パCSファーストS第1戦 日本ハム0-2ロッテ(2024年10月12日 エスコンF)

 「2024 パーソル クライマックスシリーズ パ」のファーストステージが12日開幕し、2位・日本ハムは3位・ロッテに先勝を許した。崖っ縁に追い込まれた中で、万波中正外野手(24)は佐々木朗希投手(22)から2安打をマーク。ソフトバンクとのファイナルステージ進出を信じ、エスコン史上最多となる3万7553人のファンが押し寄せた。大声援を力に、6年目スラッガーは13日の第2戦必勝を誓う。

 チームの光明だった。シーズンでは5試合の対戦で2勝負けなしだった佐々木に対し、8回まで5安打に封じられた。それでも、万波は自身にとってキャリア初のCS初戦で2安打と確かな足跡を残した。

 「良かった。チャンスで打てれば、なお良かったと思いますけど、初球から迷わずいけたのは大きい」

 短期決戦の経験は多くない。だからこそ「積極性は絶対失わないように」と心に決めていた。2回1死の1打席目で佐々木の137キロのスライダーを鮮やかに左前に運んだ。「入りは曲がり球が多いというのはあった。緊張もあるし、打っていけるか不安はあったけどうまくいった」とうなずく。5回先頭でも遊撃への内野安打をもぎ取り、シーズンは9打数1安打と苦戦した「令和の怪物」からこの日は快音を響かせた。

 CSは憧れの場所だった。昨年に1軍に定着するまでは、宮崎でのフェニックス・リーグで技術を磨く日々が続いた。日中に試合をして、終わった後には食事をしながらテレビの向こうで繰り広げられる戦いに視線を送り「ここで野球したいなと思いながら、ずっと見ていた」と振り返る。今季も18本塁打と今はチームの勝敗の鍵を握る主力に成長し「いい緊張感と高揚感で試合に臨めた」とうなずいた。

 本拠地・エスコンフィールドで初開催となるCS。過去最多の3万7553人のファンが詰めかけた。万波もグラウンドから立ち見のファンが通路を埋め尽くす光景を目にし「ファンの皆さんも久しぶりのCSを楽しみにしてくれているという感じを受けた」と胸を熱くした。

 負ければ今季が終了となる崖っ縁の状況に追い込まれた。13日の第2戦のロッテは左腕・小島が先発する。シーズンでは20打数3安打、1本塁打と苦しんだ万波だが、短期決戦ではその数字も関係ない。「勝つしかないので必ず勝つという、本当にそれだけ。明日に勝って3戦目につなげられるように全力でやりたい」。今日こそ勝利を北海道のファンに届ける。24年シーズンをまだ終わらせない。(田中 健人)

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