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ソフトバンク・和田 43歳覚悟の急ピッチ仕上げ リリーフで貢献へ「勝負できる形になれば」

スポニチアネックス / 2024年10月13日 5時2分

キャッチボールをするソフトバンク・和田  (撮影・成瀬 徹) 

 ソフトバンクのレジェンド左腕・和田毅投手(43)が12日、16日に開幕するクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージでの復帰に向けて不退転の決意を口にした。負傷した左足の状態は上がってきており、13日のライブBPで実戦形式の登板に臨む。今季、通算332試合目の登板で初ホールドを記録したリリーフとして、百戦錬磨の左腕がチームに流れをもたらす投球を見せる。

 4年ぶりの頂点奪回へ。22年目の和田が腕を振る覚悟だ。1日のオリックス戦(みずほペイペイドーム)で左足を負傷。CSでの戦列復帰に向けて、13日のライブBPで実戦投球に臨む。

 「(ポストシーズンは)チームが勝つために投げるだけ。先発でも中(リリーフ)でもそれは変わらない。ライブBPでそのためのピースになりえると判断してもらえるような表現ができるようにしたい」と思いを口にした。

 痛めた足の状態は上がってきているとはいえ決して万全ではない。その中で「うまくギリギリを攻めるというか。ケガをしてしまえばそれまででCS、日本シリーズには間に合わないですが、そこは(チームが)勝つためにやっているので。勝負できる形になれば」。よりチームに貢献できる状態へ高めていくつもりだ。

 経験豊富な左腕にとって順風満帆なシーズンではなかった。予定されていた本拠地開幕戦の先発を調整が間に合わず回避。5月6日の日本ハム戦の今季初登板から2戦2勝もマークしたが、以降は勝ち星がなく7月5日の1軍登板を最後に左膝痛などでファーム調整が続いた。

 それでもリリーフへの配置転換の提案を受け入れ、9月25日の西武戦ではプロ初ホールドを記録。最後は負傷による途中交代となったが、中継ぎでは3試合に投げて無安打無失点3ホールドを記録した。

 百戦錬磨の経験値もある。言うまでもなく短期決戦を知るその存在は大きい。「流れを持ってくることができる投球をしたいし、いい流れで来ているのであれば、その流れをより引きつける投球をしたい」。登板のシチュエーションに応じて、チームに勢いをもたらす投球を見せる。

 11日のブルペンでは背番号と同じ21球を投げ「昨日の感じだったらいけると思います」と手応えもあった。勝負できる状態に仕上げ、43歳の大ベテランがポストシーズンの秘密兵器に名乗りを上げる。(木下 大一)

 ○…和田のポストシーズンは通算17試合4勝3敗、防御率3・23。04~06年まで開催されたプレーオフは3試合先発し、0勝1敗、防御率9・00だった。07年に始まったCSは7試合2勝0敗、防御率2・97。日本シリーズは7試合2勝2敗、防御率2・03。中継ぎ登板は10年10月19日のCSファイナル第6戦(対ロッテ)の1試合(2回無失点)のみ。

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