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オリックス・ドラ2河内 野球人生初の大ケガも前向きに トミー・ジョン乗り越え“覚醒”目指す

スポニチアネックス / 2024年10月13日 8時2分

オリックス・河内康介

 オリックス・河内康介投手(19)が、右肘のトミー・ジョン手術から再起を目指し、リハビリを続けている。聖カタリナ学園からドラフト2位で加入した今季、8月6日のウエスタン・広島戦で負傷降板。同月24日に手術を受け、今月3日には来季の育成契約を前提とした戦力外通告を受けた。

 「肘をケガしたのが人生で初めてで。試合で投げたときに、肘が飛んだみたいな感じだったんですけど、初めての感覚だった。アドレナリンでその時は痛みを感じなかったんですけど、アドレナリンが抜けてから部屋でめっちゃ痛くなったので」

 野球人生初の大ケガで、突如訪れたボールを投げることすらできない日々。通例では復帰まで1年から長くて2年かかると言われる手術に、「(復帰まで)結構長いなと思っていたんですけど、リハビリをやっているともっと長く感じますね。今まで痛くて投げられないことがなかったんで、みんなが投げているのを見たりしてうらやましくなる」と、19歳の青年は本音を口にした。

 それでも前向きにリハビリに励むのは、チームに椋木や富山、山崎といったトミー・ジョン手術を経験した選手たちの存在があるからだ。「お話しする機会も結構あって、ムク(椋木)さんからも結構2軍にいる時に“大体これぐらいかかるよ”とか、いろいろ話を聞いた。トミー・ジョンしてる先輩方が結果を出しているのを見て、手術したからマイナスになるってことじゃないんだよって示してくれているので、すごく心強いなと」

 今回の怪我を通して、体づくりの重要性を痛感させられたという。「やっぱり僕の場合は、体ができていないので。自分の中ではプロに入って一番状態が上がってきた時だったんで、逆に言えば体と出力が合っていなかったのかなと。146キロとかで肘が飛んだので、まだまだ体が弱いなと思って」。ボールを触ることができない今の期間を「体作りしか今はできることがないので。ポジティブに捉えると、トレーニングに集中できる」と前向きに捉え、リハビリに取り組む日々。「パワーアップしたいですね。覚醒したいです。(山崎)颯一郎さんがそうやったって聞いて。帰ってきてすぐ150キロ出て、“あれ、150出るやん”って感じやったと。そんな感じで自分も黙々とトレーニングやって、“俺も50出てる”みたいな感じで。度肝を抜きたいです」。今季ウエスタン・リーグ9試合登板で、防御率1・50と素質は十分。挫折を乗り越えた先の覚醒を信じ、今は忍耐の時期を過ごす。(記者コラム・阪井 日向)

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