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無敗対決はベテルビエフがライトヘビー級初の4団体王座統一に成功 ビボルに2-0判定勝ちも再戦か

スポニチアネックス / 2024年10月13日 8時28分

ライトヘビー級で4団体王座統一に成功したベテルビエフ(トップランク社の公式Xから)

 ◇プロボクシング 世界ライトヘビー級4団体王座統一戦 WBC・IBF・WBO王者 アルツール・ベテルビエフ(カナダ)<12回戦>WBAスーパー王者 ドミトリー・ビボル(ロシア)(2024年10月12日 サウジアラビア・リヤド)

 無敗王者同士によるライトヘビー級の世界4団体王座統一戦は12日(日本時間13日)、サウジアラビアのリヤドで行われ、WBC・IBF・WBO統一王者のアルツール・ベテルビエフ(39=カナダ)がWBAスーパー王者のドミトリー・ビボル(33=ロシア)がに2-0で判定勝ちし、4団体王座統一に成功した。4団体統一王者は史上10人目、ライトヘビー級では初で、現役ではヘビー級のオレクサンドル・ウシク(ウクライナ)、スーパーバンタム級の井上尚弥(大橋)に次いで3人目となった。

 序盤はジャブから組み立て、左フックを放つビボルがやや優勢。だが、ベテルビエフは徐々にプレッシャーを強め、ガードの上からでもパワフルなショットを叩きつけて互角の展開に持ち込んだ。ガードを崩すことなく、正確なコンビネーションを打ち込むビボルに対し、ベテルビエフはさらにプレッシャーをかけて相手を後退させ、ペースを渡さない。その後もハイレベルな激しい打ち合いが続き、採点の難しいラウンドが続いたが、最終12回はベテルビエフがビボルをロープに追い込んで終了のゴングを聞いた。

 ジャッジの採点は115-113、116-112で2人がベテルビエフを支持。もう1人は114-114のドローだった。米専門誌リング・マガジン選定のパウンド・フォー・パウンド(PFP、全階級通じての最強ランキング)でベテルビエフが6位、ビボルが7位にランクインする最強王者2人の対決は再戦必至だ。ベテルビエフはプロデビューからの連続KO記録が20試合で止まったものの21戦全勝。ビボルはプロ初黒星で23勝12KO1敗。

 アマチュアの09年世界選手権ライトヘビー級金メダリストのベテルビエフは、12年のロンドン五輪出場後に拠点をカナダに移して13年にプロデビュー。17年にプロ12戦目でIBF世界ライトヘビー級王座を獲得すると、19年10月にWBC王座、22年6月にWBO王座を吸収して3団体統一王者に。今回がIBF王座9度目、WBC王座6度目、WBO王座3度目の防衛成功となった。試合後は「今日はよくなかった。この試合はあまりすきじゃないが、いつか好きになるだろう。苦しくはなかったが、手応えはあまりなかった」と話した。

 一方、キルギス生まれで14年プロデビューのビボルは16年5月にWBA世界ライトヘビー級暫定王座を獲得後、17年に正規王者へ昇格し、19年にスーパー王者に認定。22年5月、4団体統一世界スーパーミドル級王者(当時)のサウル・"カネロ"・アルバレス(メキシコ)に判定3-0で完勝してスターの仲間入りをしていた。「アルツールと彼のチームを祝福したい。勝ったかどうか分からなかった。自分の仕事をした。もっと良くできると思った」と試合を振り返った。

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