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堤聖也 「12年間、僕がずっと片思いしてた」 同い年の宿敵・井上拓真にリベンジ 

スポニチアネックス / 2024年10月13日 23時47分

<井上拓真・堤聖也>ベルトを掲げて号泣する堤(右)と称える井上(撮影・篠原岳夫)

 ◇プロボクシングWBA世界バンタム級タイトルマッチ 同級2位 堤聖也(角海老宝石)<12回戦>王者 井上拓真(大橋)(2024年10月13日 東京・有明アリーナ)

 挑戦者で元日本バンタム級王者の堤聖也(28=角海老宝石)がWBA同級王者の井上拓真(28=大橋)を破り、新王者となった。12回を戦い抜き、3-0(114-113、115ー112、117-110)の判定勝ち。高2のインターハイで敗れた相手に12年越しでリベンジを果たし、プロ14戦無敗で世界のベルトをつかんだ。

 リング上で歓喜の涙を流した新王者は、試合後の会見で「うれしいっすよね。なんだろう、結局こういう当たり前の表現するのが嫌なんですけど、実感がないという感じですね」.。

 判定で勝者が宣言された瞬間を振り返り「ずっと”And the new(chanpion)"と(アナウンサーが)言うのを何日も前から想像して、頭の中でこうなるんだと描いていた。判定の瞬間も凄く怖かったですけど、聞こえた瞬間、本当にうれしかったですね」。

 王者・井上拓真の攻略の鍵はボディーと考えていたという。「上は当てずらいので、下からという作戦だったんですけど。まー、下がなかなか当たらんし、どないしようかなと思って。けど、肝心のスピードは正直、予想範囲内だったので、そこで焦ることはなかったかな。1ラウンド目にスピードちょっと慣れてので、どうやって当てていこうかラウンドごとに(トレーナーの)石原さんの指示をききながらやっていったという感じですね」。

 高2の高校総体以来、12年ぶりの再戦となった井上拓真を破った思いを問われると「拓真に勝ったというのは本当にうれしいです。やっぱり拓真がいなかったら、プロボクシング来てないと思うし。ずっと高校生の時から拓真のことずっと考えていて、リベンジしたいって」。

 「でも、拓真からしたら、僕は普通のインターハイで1回試合をした同い年のヤツ。それ以上でもそれ以下でもないし。向こうからしたら何の印象もないと思う。本当に12年間、僕がずっと片思いしてただけで。追いかけて追いかけて、追いついて、今日超えることができた。本当に最高ですね」と喜びをかみしめた。

 ◇堤 聖也(つつみ・せいや)1995年(平7)12月24日生まれ、熊本市出身の28歳。中学から地元の本田フィットネスジムでボクシングを始める。九州学院高―平成国際大。アマ通算84勝(40KO)17敗。ワタナベジムから18年3月にプロデビューし、19年9月に角海老宝石ジムへ移籍。22年6月、日本バンタム級王座を獲得して4度目の防衛に成功した。身長1メートル66、リーチ1メートル64。左右スイッチのボクサーファイター。

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