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阿久井 判定勝ちに笑顔なし「ダメダメな内容」 今後について「ハッキリ言えない」

スポニチアネックス / 2024年10月14日 4時11分

<8大タイトル戦>防衛に成功し愛娘から祝福される阿久井(撮影・島崎忠彦)

 ◇プロボクシングWBA世界フライ級タイトルマッチ 王者 ユーリ阿久井政悟(倉敷守安) 判定 同級8位 タナンチャイ・チャルンパック(タイ)(2024年10月13日 東京・有明アリーナ)

 阿久井は判定2―1の勝利に表情はさえなかった。

 「すっきり勝てていないので、やり切れない気持ち。ダメダメな内容だった。判定?相手にポイントがついてもおかしくない内容でした」

 序盤からプレスをかけ、左ジャブを着実にヒット。左ボディーも当てて、ペースをつかんだかに見えた。しかしカウンターの右を食らうなど次第に巻き返され、10回にはボディー連打で押し込まれた。「相手の身のこなしで、うまくいなされた。リズムが遅い」と幻惑されたと振り返った。それでもポイントを奪いにいった11、12回はジャッジ3人全員の支持を得るなど、勝負どころは押さえた。

 今後について「ハッキリ言えない。とにかく向上していかないと。精進したい」と話すにとどめた。 (原口 公博)

 ▽阿久井―タナンチャイVTR 圧力をかけ続けたユーリ阿久井がペースを握った。正確な左ジャブと右ストレートでタナンチャイを近づけない。右ストレートを警戒されているとみるや、左強打も多用し、勝利につなげた。相手を倒せず判定は割れたが、有効打で上回った。タナンチャイはボディー、アッパーのコンビネーションで攻めたが及ばなかった。

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