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新潟がルヴァン杯初決勝 悲願タイトル王手 2戦合計6―1 川崎Fを圧倒

スポニチアネックス / 2024年10月14日 4時3分

<ルヴァン杯 川崎F・新潟>勝利を喜ぶ小見(左から4人目)ら新潟イレブン(撮影・小海途 良幹)

 第1戦を4―1で先勝していたアルビレックス新潟は、アウェーで川崎Fを2―0で下して連勝。2戦合計6―1で初の決勝進出を果たした。前半31分にMF小見洋太(22)のゴールで先制。後半44分にはFW太田修介(28)が追加点を決めた。決勝は11月2日に国立競技場で名古屋と対戦する。次戦は18日、アウェーで横浜とリーグ戦第34節を戦う。

 試合後のミーティングが終わると、ロッカールームにはDF千葉が選曲したファンキーモンキーベイビーズの「あとひとつ」が流れ、選手たちは喜びを爆発させた。その輪に珍しく加わった松橋監督は「ファイナリストへの権利をみんなで取れたことが非常にうれしい」と、会場に訪れたサポーター約5000人にも感謝した。

 4―1で勝利した第1戦後、指揮官は「まだ足りない」とハッパをかけた。1―5で負けた9月のリーグ戦を引き合いに出し、リードを守るのではなく勇気を持って攻める意志を伝えるために、第2戦で2点差以上をつけて3戦のトータルで上回ることを求めた。

 そのタスクを完遂した。前半31分に敵陣深くの相手のスローインを奪い、MF長谷川元のスルーパスをFW小見が「枠に入れることを意識して冷静に流し込んだ」と先制ゴール。後半44分にはMF秋山のスルーパスをFW太田が川崎F相手に3戦連続得点となる追加点。「うまく回転がかかって内側に入ってくれた」と笑顔を見せた。

 特に守備の修正が大きかった。直近のリーグ戦は4連敗で15失点。前節の鹿島戦後にDF堀米主将が中心となってプレスのタイミングなどを話し合った。この日は公式戦8試合ぶりの無失点。DF藤原は「監督も含めてスタッフと目線をそろえて戦えた。一人一人の戦術理解度、実行する力を発揮できたから短い時間でも(守備の修正を)達成できた」と胸を張る。

 前回4強入りした15年はG大阪に第2戦でひっくり返され決勝進出を阻まれた。それから9年。今度は2連勝で文句なく決勝進出を決めた。当時先発したDF舞行龍は雪辱を果たし「サッカー人生でこういうチャンスはなかなかない。最後いい試合して優勝したい。楽しみ」と喜ぶ。今季目標に掲げた“てっぺん”が手の届くところまで来た。 (西巻 賢介)

 ○…来季加入が内定している特別指定のDF稲村(東洋大4年)が第1戦に続いてフル出場。決勝進出に大きく貢献した。12日に大学のリーグ戦があり、第1戦終了後にチームを離れる予定だったが、新潟に残ることを志願。快く送り出してくれた大学側に「感謝の一言」と話す。この日は守備で「ゴール前は固めてゼロで終わろうと話していた」との言葉通り、安定感のあるプレーを見せて川崎FのFWエリソンらを抑え込んだ。決勝を決める舞台で2試合連続最終ラインを支え「成長できていると感じている」と力強く語った。

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