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大谷翔平 第5打席は四球→ベッツの走者一掃適時二塁打おぜん立て 第2打席は千賀滉大から右前適時打

スポニチアネックス / 2024年10月14日 11時57分

ナ・リーグCS<ドジャース・メッツ(1)>2回、ドジャース・大谷は適時打を放ちガッツポーズ(投手・千賀)(撮影・沢田 明徳)

 ◇ナ・リーグ優勝決定シリーズ第1戦 ドジャース―メッツ(2024年10月13日 ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平投手(30)が13日(日本時間14日)、ワールドシリーズ進出をかけたメッツとのナ・リーグ優勝決定シリーズ第1戦に「1番・DH」で先発出場。千賀滉大投手(31)から第2打席は右前適時打を放つと、千賀降板後の第5打席では四球を選んだ。

 大谷は千賀との対戦を前に会釈して打席に入り、千賀も軽く会釈して対応。その中で迎えた第1打席は大谷が1ボールから2球目の速球を打ち損じて二ゴロに打ち取られた。しかし、その後千賀が制球を乱して1死満塁とすると、2死後にマンシーが中前に適時打を放って2点を先制した。

 2回の第2打席は1死二塁の好機。先頭のラックスが四球で出塁すると、エドマンが犠打でつないで大谷に回した。ここで大谷は千賀の初球の甘く入ったカットボールを捉えてゴロで一、二塁間を破り、走りながら雄叫びを上げた。この適時打でチーム3点目をたたき出し、千賀はここで降板となった。これで大谷は史上初の「50―50」を達成した9月19日のマーリンズ戦から得点圏では19打数16安打で打率.842。ポストシーズンに入ってからも5打数4安打の打率.800と勝負強さを発揮している。その後、2番手の元西武ギャレットから二盗を試みたが、ここはタッチアウト。レギュラーシーズンから続く盗塁の連続成功は36で止まった。

 4―0の4回1死一塁で迎えた第3打席は左腕ピーターソンとの対戦。この回も無死一塁からラックスが犠打で送り、エドマンが右前適時打で走者を還すと、大谷も1ボールから2球目に甘く入ったカーブを捉えて右翼フェンス直撃の安打。打球速度116.5マイル(約187.4キロ)の痛烈な打球だったが、一塁走者エドマンが一気に生還して追加点をたたき出した。さらにフリーマンの左前適時打で大谷も二塁から生還し、この回3点を加えた。大谷のこの打席の安打は5回に記録訂正が発表され、単打と右翼手の送球エラーとなり、打点も取り消しとなった。

 6―0の8回1死一、二塁で迎えた第5打席はストレートの四球。続くベッツが左翼線へ走者一掃の適時二塁打を放ち、さらに3点を追加した。

 日本時代の対千賀の通算成績は22打数5安打の打率.227で、4打点、2本塁打、13三振。メジャーではエンゼルス時代の2023年8月25日の一度だけ。「2番・DH」で先発した大谷が3回に打球速度115.4マイル(約185.7キロ)の痛烈な打球で右越え二塁打を放ち、1打数1安打2四球で、試合も3―1で勝利した。

 大谷はメジャー7年目で初のポストシーズン出場。パドレスとの地区シリーズは第1戦で同点3ランを放つなど、20打数4安打の打率.200、4打点。ダルビッシュの登板した第2、5戦はいずれも4打数無安打に封じられた。

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