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ド軍指揮官 4回までに2犠打 スモールベースボールを展開した理由「翔平に打席に立つチャンスを」

スポニチアネックス / 2024年10月14日 13時26分

ナ・リーグCS<ドジャース・メッツ(1)>4回、ドジャース・大谷は右越えに安打を放つ(撮影・沢田 明徳)

 ◇ナ・リーグ優勝決定シリーズ第1戦 ドジャース9―0メッツ(2024年10月13日 ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平投手(30)が13日(日本時間14日)、ワールドシリーズ進出をかけたメッツとのナ・リーグ優勝決定シリーズ第1戦に「1番・DH」で先発出場。千賀滉大投手(31)から第2打席で右前適時打を放つなどパドレスとの地区シリーズ第1戦以来5試合ぶりのマルチ安打をマーク。ポストシーズンは得点圏打率.800と圧倒的な勝負強さでチームの第1戦快勝に導いた。

 試合後、大谷は中継局のインタビューに応じ、得点圏に強い要因を問われ「たまたまじゃないかと思う」と返答。「チームとして得点圏に多くチャンスメークしてくれているので集中できている」とした。

 NHKのインタビューでもPSの雰囲気について問われると「今日もホームの試合でしたけどファンの歓声が凄くて自分自身がより打席に強気で集中できる環境だったなと思います」と話した。

 デーブ・ロバーツ監督はこの日レギュラーシーズンで10度だった犠打を最初の4イニングで2度成功させて得点に結びつけ、6―0の8回にもエドマンに犠打のサイン(結果は失敗)を出すなど、スモールベースボールを展開。この理由について「これがプレーオフの野球。事実、ポストシーズンはレギュラーシーズンとは違う。90フィート(約27メートル)の距離を自分で決めるということ。その一部は翔平に打席に立つチャンスを与えることだった。トミー(エドマン)とキケ(ヘルナンデス)の功績として、あの得点は大きかった。ギャビン(ラックス)がバントを決め、トミーがバントを決めたのは、チーム野球だ」と説明した。

 初回、大谷は千賀との対戦を前に会釈して打席に入り、千賀も軽く会釈して対応。そんなやり取りがあった中で迎えた第1打席は大谷が1ボールから2球目の速球を打ち損じて二ゴロに打ち取られた。しかし、その後千賀が制球を乱して1死満塁とすると、2死後にマンシーが中前に適時打を放って2点を先制した。

 2回の第2打席は1死二塁の好機。先頭のラックスが四球で出塁すると、エドマンが犠打でつないで大谷に回した。ここで大谷は千賀の初球の甘く入ったカットボールを捉えてゴロで一、二塁間を破り、走りながら雄叫びを上げた。この適時打でチーム3点目をたたき出し、千賀はここで降板となった。これで大谷は史上初の「50―50」を達成した9月19日のマーリンズ戦から得点圏では19打数16安打で打率.842。ポストシーズンに入ってからも5打数4安打の打率.800と勝負強さを発揮している。その後、2番手の元西武ギャレットから二盗を試みたが、ここはタッチアウト。レギュラーシーズンから続く盗塁の連続成功は36で止まった。

 4―0の4回1死一塁で迎えた第3打席は左腕ピーターソンとの対戦。この回も無死一塁からラックスが犠打で送り、エドマンが右前適時打で走者を還すと、大谷も1ボールから2球目に甘く入ったカーブを捉えて右翼フェンス直撃の安打。打球速度116.5マイル(約187.4キロ)の痛烈な打球だったが、一塁走者エドマンが一気に生還して追加点をたたき出した。さらにフリーマンの左前適時打で大谷も二塁から生還し、この回3点を加えた。大谷のこの打席の安打は5回に記録訂正が発表され、単打と右翼手の送球エラーとなり、打点も取り消しとなった。

 大谷はメジャー7年目で初のポストシーズン出場。パドレスとの地区シリーズは第1戦で同点3ランを放つなど、20打数4安打の打率.200、4打点。ダルビッシュの登板した第2、5戦はいずれも4打数無安打に封じられた。しかし、この日はマルチ安打をマークし、復調気配を見せた。また、ポストシーズンでは無走者の打席は15打数無安打だが、有走者の打席では9打数7安打で打率.778と驚異の打率をマークし「ミスター・オクトーバー」ぶりを見せつけている。

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