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右足首捻挫も強行出場のフリーマン 翌日昼開催も出場意欲「試合準備に4時間半。ここで寝るかも(笑)」

スポニチアネックス / 2024年10月14日 15時9分

初回、マンシーの適時打で激走生還したフリーマン(右)はベッツと笑顔でハグ(AP)

 ◇ナ・リーグ優勝決定シリーズ第1戦 ドジャース9ー0メッツ(2024年10月13日 ロサンゼルス)

 ドジャースのフレディ・フリーマン内野手(35)が13日(日本時間14日)、本拠で行われたメッツとのナ・リーグ優勝決定シリーズ第1戦に「3番・一塁」で先発出場。4回の第3打席まで全打席出塁するなど、故障を感じさせないプレーでチームを鼓舞した。

 フリーマンはレギュラーシーズン最終盤に右足首を捻挫。最終カードとなったロッキーズ3連戦を欠場し回復に努めた。ぶっつけ出場となった地区シリーズは第3戦まで痛みをこらえプレーも第4戦は欠場。それでも負ければ終わりの第5戦も強行出場し執念を見せた。

 この日もテーピングで巻き白くなった右足首で強行出場。初回1死一塁から四球を選んで出塁すると、満塁後にマンシーの中前打で激走。最後は本塁付近で若干痛がるような素振りを見せながら生還。生還後はベッツと笑顔でハグする場面もあった。ベッツはこの場面について、試合後「私はたった170ポンド(約77.1キロ)なのに、巨漢の彼が倒れ込むのはちょっと驚いた」と笑いつつ「幸いにして普段からウエイトリフティングをしているのでなんとか持ちこたえられた。フレディは全力を尽くしていて、本当に素晴らしいプレーをしてくれている」と痛みをおして強行出場するフリーマンの献身性を称えていた。

 フリーマンはこの場面について「2死の場面だったし、無理をしてでもしっかり走ろうと心に決めた。初回から得点を挙げることが重要だから。ベースを一つずつ進めるような走り方ではいけない。ベースを駆け抜けてからムーキーが止めてくれるかと思ったら、そうじゃなかったらそのまま体を預けることになった」と振り返った。フリーマンはこれだけにとどまらず、3回は先頭で右前打を放つと、4回2死二塁では左前打を放ち、二塁走者の大谷を生還させた。

 フリーマンは試合後「今日は早い段階から強い集中力を持って臨めた。打者ミーティングでもかなりの緊張感があったし、素晴らしい態度で試合に臨めたと思う。そして、もちろん今夜はジャック・フラーティが全てだった。私たちがいくつかの得点を挙げて、彼が長いイニングを投げられたのが良かった。彼は本当に特別だ」と話した。本塁打なしで9得点したことにも「素晴らしいこと。最高の投手と対戦している中で、複数得点を挙げることができた。良いアプローチで、四球も多く取ってミスを活かした。全体として良い仕事ができた」と満足げに話した。

 自身の右足首の状態については「起きたときに1日を乗り越えられるかどうか分かる。明日は(デーゲームで)タイトなスケジュール。試合の準備には約4時間半かかる。だから、私とバーナード・リー(チームのメディカルスタッフ)は今夜ここで寝るかもしれない(笑い)。これ以上悪化することはないだろうが、また捻ってしまうこともあり得る。そのため、外側をサポートして、また同じようにロールしてしまわないように気をつけている。今のところ悪化はしていないが、良くもなっていないのが現状だ」と説明した。

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