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田中恒成が初防衛戦でまさかの陥落 南アフリカのカフに不覚

スポニチアネックス / 2024年10月14日 19時0分

<世界8大タイトル戦 田中・カフ>6回、カフ(左)を攻める田中(撮影・島崎 忠彦)

 ◇プロボクシングWBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ   王者 田中恒成(畑中)<12回戦>同級5位 プメレレ・カフ(南アフリカ)(2024年10月14日 東京・有明アリーナ)

 WBO世界スーパーフライ級王者の田中恒成(29=畑中)が同級5位プメレレ・カフ(30=南アフリカ)に敗れて初防衛に失敗した。12回判定1―2のスプリット。内訳は114―113、113―114×2で全員が1点差のきわどい勝負だった。

 田中は序盤からプレスをかけた。挑戦者はじりじり下がりながらも左ジャブに加え、伸びのある右ストレート、思い切りよく振る左フックなどで対抗。互角の立ち上がりだった。5回に田中が右アッパーを空振りしたところで挑戦者がカウンターの右ストレートをヒット。田中はダウンを喫した。その後の田中は攻勢を強めたものの、挑戦者も手数は衰えない。わずかに田中は及ばなかった。

 この試合のテーマに「スピード」を掲げた。「スピードを取り戻した感じがしています。試合で変化を感じてもらえるレベルまで持ってこれたかな」。現在活動するスーパーフライ級で20年大みそかにプロ初黒星を喫して以降、守備の見直しに始まり、基礎からボクシング技術を学び直した。その過程ではあえてスピードを抑える期間があった。「スピードがなくても当てる技術を身につけて、これにスピードが加わった」。もともと定評があった速さを取り戻すには相応の苦労をしたものの、自身でも満足できるレベルに到達。それを披露しようと意気込んだのがこの試合だった。

 そして“声出し番長”が戻ってきた。20年大みそかを最後に一歩引いた立場で見守ってきた父・斉(ひとし)さん(57)が今回からセコンドに復帰。田中は「大きな声、力づける言葉で気持ちを鼓舞してくれる。勝負どころで爆発力が必要だし、父がいてくれる方がいいんじゃないかと思った」と理由を明かす。張りのある声が場内に響いていた。

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