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衝撃のKO!中谷潤人 2度目の防衛成功 拓真との統一戦プラン白紙もバンタム級最強証明し続ける

スポニチアネックス / 2024年10月14日 20時59分

<世界8大タイトル戦 中谷・ペッチ>2度目の防衛を果たした中谷(撮影・島崎 忠彦)

 ◇WBC世界バンタム級タイトルマッチ 王者・中谷潤人<12回戦>同級1位ペッチ・ソー・チットパッタナ(2024年10月14日 東京・有明アリーナ)

 WBC世界バンタム級王者の中谷潤人(26=M・T)が、77戦76勝の戦績を誇る同級1位ペッチ・ソー・チットパッタナ(30=タイ)を6回2分59秒でTKO勝ちし、2度目の防衛に成功した。

 初回は序盤からジャブを浴びせ、正確無比なパンチが効果的に決まった。2回にはチットパッタナがより踏み込んできたが、中谷は冷静に的確なパンチを浴びせた。4回終了時の公開採点では、2人が中谷支持と優位な展開。6回には猛ラッシュを浴びせて1度目のダウン。終了間際に強烈な左ストレートを浴びせて2度目のダウンを奪い、勝負を決めた。

 初回KO勝ちした、前回のアストロラビオ戦に続く快勝。試合直後は「世界戦でノックアウトする機会が増えてきているので、みなさんも喜んでくれたらうれしく思います」と笑顔を見せた。

 試合前恒例の米ロサンゼルス合宿では、世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(31=大橋)のスパー相手を務めた経験もある、元アマ全米王者ジャフェスリー・ラミド(米国)らともスパーリングを行い、約160ラウンドを消化。「3発くらいキーになるパンチは意識している」とKO予告もしていた中での圧勝だった。

 合宿中にはドジャースタジアムを訪れ、ドジャース・大谷翔平(30)、カブス・鈴木誠也外野手(30)らが出場した試合を観戦。日本人選手の活躍に刺激を受け「僕もしっかり海外でもいいパフォーマンスを出せるような環境に身を置きたい」と米国進出プランも明かしていた。

 来年にも日本人同士のビッグマッチも浮上している。2階級4団体統一王者の尚弥との対戦について、米興行王手トップランク社のボブ・アラムCEO(92)が来年にも実現する可能性を示唆。中谷自身も前向きで「僕がどういう戦い方でやっていくのかも楽しみにしてもらえれば」と“世紀の一戦”を見据えている。

 対戦を希望していた井上拓真(28=大橋)が前夜に堤聖也(28=角海老宝石)に敗れ王座から陥落。統一戦プランも白紙となり、次戦にもスーパーバンタム級に階級を上げる可能性も浮上する。ただ中谷を筆頭にバンタム級主要4団体は日本人が王座を独占する構図は変わらない。「これからのビッグファイトを期待してもらえるファイトをしたい」。スーパーフライ級時代はかなわなかった自身初の大一番実現を目指し、勝利を重ねていく。

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