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ロッテ・佐々木朗希 大谷の道!今オフにポスティングでメジャー挑戦へ ロッテ容認検討

スポニチアネックス / 2024年10月15日 3時2分

ロッテの佐々木朗希

 ロッテの佐々木朗希投手(22)が今オフにポスティングシステムでメジャー挑戦する可能性が高いことが14日、分かった。5年目の今季はプロ入り最多の10勝を挙げ、日本ハムとのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージでは第1戦でポストシーズン初勝利を挙げた。CS敗退でシーズンを終了。今後の話し合いが注目されるが、一定の成績を収めたことで球団は容認することについて検討していく。

 第1戦で8回無失点、9三振を奪って先勝に導いた佐々木だったが、ロッテは第2戦から連敗を喫して2年連続のファイナルS進出を逃した。24年シーズンを終えた佐々木は試合後に取材対応せず、松本尚樹球団本部長はメジャー挑戦について「入団当初から毎年話をしているので、今年もそういう話をすることになる」と語った。

 佐々木は昨オフに要望した24年シーズンからの移籍は実現しなかったものの、越年した契約更改交渉を通じて球団と話し合い「お互い納得するというか、理解しながら契約できた」と話していた。

 「キャリアハイ」を目標に掲げた今季は右上肢のコンディショニング不良などで2度の離脱があり、年間を通じてローテーションを守ることはできずに自身初の規定投球回には届かなかった。それでも18試合に先発しプロ5年目で初の2桁となる10勝をマーク。その10勝目はCS進出を決めた今月1日の楽天戦で、松本本部長は「2桁勝つのは大変なこと。十分活躍してくれた」と高く評価した。

 開幕からメジャースカウトの「朗希詣で」は続き、シーズン終盤に入った8月30日のソフトバンク戦にはドジャース、ヤンキースなど今季最多の15球団のスカウトが集結。カブスは今永獲得に尽力したジェド・ホイヤー編成本部長が直々に足を運んだ。今季最後の登板となったCSファーストS第1戦にも10球団が視察し、22歳右腕の快投を見届けた。

 佐々木にとって、メジャー挑戦は「入団当初から球団に伝えていた」という夢。昨年3月のWBCを経験したことで早期実現への思いはさらに強くなった。メジャーには25歳未満かプロ6年未満の海外選手はマイナー契約しか結べない「25歳ルール」があり、ロッテはメジャー契約時に得られる数十億円の譲渡金は得られない。それでも球団は活躍した選手のメジャー挑戦を後押しするというスタンスで、容認することを検討する。最速165キロを誇る「令和の怪物」は、同じ岩手出身の大谷(ドジャース)と同じ5年目を終えた23歳シーズンで海を渡ることになりそうだ。

 ▽ポスティングシステム 海外FA権取得前に大リーグに移籍する制度。現在は入札ではなく、獲得を希望する全球団と交渉できる。申請期間は11月1日から12月15日までで申請手続き後の交渉期間は45日間。

 ▽25歳ルール 大リーグでは16年以降、25歳未満かプロ6年未満の海外選手はマイナー契約しか結べなくなった。佐々木が25歳未満で挑戦した場合、比較されるのが17年オフにマイナー契約でエンゼルスに移籍した大谷だ。契約金は231万5000ドル(当時のレートで約2億6000万円)だったが、当時は新旧ポスティングの移行期で旧システムが適用され、譲渡金上限額の2000万ドル(同約23億円)が日本ハムに支払われた。現行の新システムでは契約金の25%しか得られず、佐々木の契約金が大谷と同程度なら譲渡金は約8625万円(現在のレート)となる。

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