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共鳴するから!?“陽キャ”天心の「周波数」 帝拳ジム所属選手、1年半で10本以上のタイトル獲得

スポニチアネックス / 2024年10月15日 4時26分

開場直後にリングに上がった那須川天心はコーナーポストに上がって歓声に応える(撮影・篠原岳夫)

 ◇WBOアジア・パシフィック・バンタム級王座決定戦 同級1位 那須川天心(帝拳) 判定 同級2位 ジェルウィン・アシロ(フィリピン(2024年10月14日 東京・有明アリーナ)

【記者フリートーク】 囲み会見では常に報道陣の笑いを誘い、あらゆるネタを提供する。そんな“陽キャ”那須川をつくり上げているものの一つに「周波数」の存在がある。ボクシング転向後から本格的に意識するようになり「人や物には必ずあるもので、自分が高ければ、必然的に高いものと同調するようになっている」と引き合うエネルギーのようなものだという。

 「僕の周波数はずっと高いし、高くすることしか考えてない」と同値が高いとされる各地の神社やパワースポットにも積極的に足を運び、気を高める。逆に「心霊スポットやSNSは低い」といい、SNS上で批判されても相手にしないのが那須川の流儀だ。

 昨年4月のデビュー時、帝拳ジム所属選手でタイトルを保持していた選手は0人。だが、その後1年半で、ジム所属選手が10本以上の世界、地域タイトルを獲得した。「一個の軸となるやつがいると、周りがそれに共鳴してついていく。そこは自分がずっとぶれずにやっていきたいこと」。主軸としての自覚を口にする那須川の存在が、名門ジムの仲間にも少なからず影響を与えたのだろう。常人にはない独特の感性を持つ神童には、周囲を引きつける確かな理由があった。(ボクシング担当・伊東 慶久)

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