1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. 野球

日本ハム・清宮 3回に同点2点打うれし涙のお立ち台「まだ野球ができると思うと幸せ」

スポニチアネックス / 2024年10月15日 6時2分

<日・ロ>お立ち台で涙する清宮(撮影・高橋 茂夫)

 ◇パCSファーストS第3戦 日本ハム5―2ロッテ(2024年10月14日 エスコンF)

 お立ち台からの景色が涙でぼやける。日本ハム・清宮は、込み上げる感情を抑え切れなかった。左足関節捻挫でリハビリスタートとなった今季、5月に初昇格も不振で即降格。もがき苦しんだ日々を乗り越え、つかんだ勝利の味は格別だった。

 「えっと…。大好きなファンの皆さまと、チームのみんなとまだ野球ができると思うと幸せだなと思います」

 2点を追う3回2死二、三塁。種市の初球、スライダーを右前へ運ぶ同点2点打を放った。前打者の浅間の2球目、低めのスライダーを相手の捕手・佐藤が捕逸。清宮は冷静に状況を確認していた。「低めは見逃す。目線は上げて打席に入った」。低めは投げにくいバッテリー心理を読んだ冷静な一打だった。

 試合を決めたのは水野だ。3回の相手の捕逸の際は二塁走者で判断良く三塁に進み、その後の清宮の2点適時打につなげた男は、2―2で迎えた7回2死一、二塁で右中間を破る決勝の2点三塁打。三塁ベースに達し感情を爆発させた。水野も初選出が決まっていた球宴直前に右足首捻挫で無念の辞退。負傷した夜、患部の痛みもあったが「悔しさで一睡もできなかった」と言う。地道なリハビリを乗り越えて8月に1軍へ戻ると、再び正遊撃手としてチームを支えた。

 あの日に流した2人の悔し涙が、この日は歓喜の涙に変わった。新庄監督は「泣きべそやね!まだ早い!でも悔し涙じゃないから。うれし泣きなんで許したろうかな」と目を細める。さあファイナルSの舞台へ。清宮、水野の2人は「日本一まで、行くだけー!」とお立ち台で絶叫した。(清藤 駿太)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください