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ナック「良い流れをつくれなかった」2回に満塁弾など一挙5失点 救援起用も「一貫性を持ってやっていく」

スポニチアネックス / 2024年10月15日 10時43分

2回、ビエントスに満塁弾を被弾し悔しがるドジャース・ナック(手前、AP)

 ◇ナ・リーグ優勝決定シリーズ第2戦 ドジャース3ー7メッツ(2024年10月14日 ロサンゼルス)

 ドジャースは14日(日本時間15日)、本拠でメッツとのナ・リーグ優勝決定シリーズ第2戦を行い、投手陣が2回までに6失点する苦しい立ち上がりで3―7と完敗した。これで1勝1敗となり、第3戦は移動日を挟んで16日(同17日)に敵地で第3戦が行われる。

 この日は「ブルペンデー」として救援右腕・ブレージャーが先発マウンドへ。初回、先頭・リンドアに2ボール2ストライクからの8球目、カットボールを右翼ポール際へ運ばれ、先頭打者アーチを被弾。いきなり先制点を許す展開となった。

 ドジャースは前日の同シリーズ第1戦で完封勝利。これでパドレスとの地区シリーズ第3戦で2回に6失点して以降、33イニング連続無失点となり、1966年のオリオールズ以来、58年ぶりにポストシーズン(PS)最長記録に並んだ。3戦連続零封も最長タイとなった。ただ、この日は初回から失点。連続無失点は33イニングで止まり、新記録は樹立できなかった。

 さらに、2回は2番手の新人・ナックが登板も先頭・マルテに左前打を浴びると、続くウインカーを四球で歩かせ、1死一、二塁からテーラーに適時二塁打を浴びた。その後、先頭打者アーチを放ったリンドアを申告敬遠とし2死満塁にしたものの続くビエントスに満塁本塁打を被弾。結果的に満塁策が裏目となり、この回だけで5点を失った。

 試合後、ナックは「特に2回のイニングでは、全体的にうまくいかなかったので、他の選手たちのためにも良い流れをつくっていけませんでした」と反省した。

 地区シリーズ第4戦は「ブルペンデー」が機能し、パドレスに完封勝利。違いを尋ねられると「結果が異なるのは明らかです。今回は試合の流れを設定できなかった」と悔しがった。

 レギュラーシーズン中は先発起用がほとんどだっただけに「ブルペンデー」で救援で登板する難しさを問われると「先発投手としての仕事とは異なるものですが、私の考え方は変わりません。私にとっては、一貫性を持つことが非常に重要で、毎日同じことを続けて、どんな場合でも同じ心構えを保つようにしています。1イニングでも5イニングでも、一貫性を持ってやっていきたい」とし、次戦以降の雪辱を誓った。

 捕手・スミスはナックについて「スライダーは良かったけど、速球はあまりキレがなかった。チェンジアップもいま一つ。だから、彼のベストなパフォーマンスではなかった」と振り返った。

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