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【スポニチ調査ファイル】金沢・斎藤大翔 強肩、俊足、そして勝負強さが光る超高校級遊撃手

スポニチアネックス / 2024年10月16日 6時2分

金沢・斎藤大翔

 アマチュア野球の有力選手をリサーチする「スポニチ調査ファイル」は、目前に迫った24日のドラフト会議に向け、大型遊撃手の金沢(石川)・斎藤大翔(3年)を調査する。甲子園未出場ながら、世代屈指の守備力で今秋ドラフト上位候補にまで評価を上げた。24日の会議当日を目前に控えた今、成長の裏側をひもとくべく、石川へ会いに向かった。

 今秋ドラフトは高校生遊撃手が豊作と評されている。例年になく好選手がそろう中、守備でトップ級の評価をえる原石が甲子園未出場組の中にいる。それが強肩俊足で光る金沢の斎藤だ。「守備と足には自信がある。守備を武器にして上の舞台で戦っていきたいです」。守備で観客をうならせる日を思い描きながら、運命の会議当日を心待ちにしている。

 全国に堅守の遊撃手は数多くいれど、身長1メートル81の大型となれば特筆ものだ。長身選手の悩み種と言える動きの重さとは全くの無縁で、バネやしなやかさを感じさせる。室内練習場で地道な捕球練習を繰り返すなどして、捕球後の握り替えの速さなど細かな技術も超高校級にまで鍛え上げた。加えて遠投120メートルの強肩に、50メートル走6秒0の俊足を生かしたベースランニングの加速力も一級品。磨けばどこまでも光るポテンシャルの塊と言える。

 2年春のことだった。上田西(長野)との練習試合。その年のドラフト1位でオリックスに入団する横山聖哉に魅了された。「一人だけ体が大きくてオーラがあった。本当に凄かった」。この対戦を境にしてウエートトレーニングに励むようになり、1年間で8キロ増の体重76キロと立派な体格を手に入れた。そして1位指名を受けた姿を見て「自分も1位で行く」と心に決めた。

 高校通算14本塁打のうち公式戦6発と勝負強さも光る。「(花咲徳栄の)石塚選手らの遊撃手が注目されて悔しかったけど、自分は負けていないと思ってきました」。走攻守三拍子そろう素材型にNPB全12球団が面談を済ませた。1位指名も夢ではない位置にいる。 (河合 洋介)

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