オリックス・宇田川 ピラティス導入で初のシーズン完走へ「体のバランスも変わってきている」

オリックス・宇田川

　オリックス・宇田川が、来季自身初のシーズン完走へピラティスを取り入れていることを明かした。昨季途中の右肩痛を引きずり開幕を2軍で迎えた今季は、9月13日に右肘浅指屈筋の筋損傷を負うなど13登板止まり。「体のバランスも変わってきているのかなと。使い方を見直すために、週1回取り入れています」と、中川の勧めもあって今秋からトレーナー指導の下で導入した。

　ウエート中心のトレーニングで150キロ台後半の直球を手にした一方で、「鍛えたくない所を鍛えてしまっていた部分もあった」と振り返る。自身より小柄な山本由伸（ドジャース）が快速球を連発する姿も参考に、身体に柔軟性を取り入れるのが狙いだ。今月中にキャッチボールを再開し、来春のキャンプインまでに万全の状態を整えるのが目標。「古田島だったり、新しく入った人が1年通してやっているので悔しい」と、来季のばん回に燃えている。　（阪井　日向）