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広島・田村 来季4年目レギュラー定着へ殻破る覚悟 得点圏打率の向上と苦手左投手への対応に着手

スポニチアネックス / 2024年10月16日 5時2分

広島・田村俊介

 広島・田村俊介外野手(21)が15日、宮崎で開催されている「フェニックス・リーグ」のDeNA戦(天福)に「3番・左翼」で先発出場し、2安打1打点と躍動した。5試合連続で安打をマークし、打点も3試合連続で記録するなど好調を維持する。今季は得点圏と対左投手における打率の低さに課題を残し、今秋から新たな取り組みにも着手。4年目の来季へ向け、殻を破る覚悟を示した。

 田村が南国の地で変貌を遂げようとしている。2―1と勝ち越した直後の5回無死二塁。カウント1ボールから、宮城の直球を捉える中前適時打を放った。12日の韓国・サムスン戦から3試合連続打点をマークし、身に付けつつある勝負強さを印象づけた。

 「得点圏で打っていかないといけないと思いますし、得点圏では相手の攻め方も変わってくるので、そこの読み合いも打席の中で考えてやっている。いい感じで得点圏で打てているので、それはすごい自信になっている」

 高卒3年目の今季は3月29日のDeNA戦で開幕初スタメンを果たしたが、以降は振るわず37試合で打率・198、0本塁打、5打点。特に得点圏は21打数3安打の打率・143と悔しいシーズンに終わった。弱点克服に向け、フェニックス・リーグでは2つのポイントを重視。「トップの位置をいつでも振れる位置にして、打席に落ち着いて入ることを意識している」と語る。

 課題はもう一つある。左投手への対応力だ。今季は左腕に対し18打数1安打、打率・056と苦しみ、対右投手の同・229に比べ、大きく数字を落とした。その要因について「自分から遠ざかっていく外の変化球を意識しすぎた」と分析。福地2軍打撃兼走塁コーチからは「何かを変えないと、この先がないよ」と変化を促された。同コーチと話し合った末に、左投手との対戦時にはオープンスタンスで打席に立つことを決めた。

 「開いて、球を見やすくというか、左対左だと、球の見え方がちょっと違う。自分の中で見やすくするために、工夫してやっていこうと思っている」

 新たな取り組みに着手しているのは、殻を打ち破るため。レギュラー定着を果たすべく、言葉には自然と力がこもる。

 「今年1年、完全に(レギュラーを)獲ることができなかった。来年は同じことにならないように自分の中で、違うところを見せたい気持ちがある」

 悔しさ、反省を胸に刻みながらバットを振り込む秋。飛躍の4年目へ、濃密な日々を過ごす。(長谷川 凡記)

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