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巨人・岡本和真 欠場決定の吉川の分も「カバーして勝てたら」 盟友と日本Sへ「そのつもりで治療して」

スポニチアネックス / 2024年10月16日 5時32分

打撃練習する岡本和(撮影・光山 貴大)

 日本シリーズ進出を懸けた「2024 JERAクライマックスシリーズ(CS) セ」と「2024 パーソルクライマックスシリーズ パ」のファイナルSは16日に開幕する。セは4年ぶりリーグ優勝の巨人が、3位から勝ち上がったDeNAと東京ドームで対戦する。シーズン終盤に左脇腹を痛めた吉川尚輝内野手(29)は出場選手登録されないことが決定。ともにシーズン全試合で先発出場した岡本和真内野手(28)は、一日も早い復帰を信じ、全員でカバーすることを誓った。

 盟友の分まで背負う。ともに全試合出場で優勝に導いた吉川が、左脇腹痛のため欠場することが決まった。自身も21年のCSを、同じ左脇腹痛のため欠場した岡本和は「負けたらもっと責任を感じてしまうと思う。そうならないようにカバーして勝てたら」とキャプテンとしてチーム全員の思いを代弁した。

 吉川は優勝を争った終盤は3番に座り、4番・岡本和につないできた。9月26日のDeNA戦で内角球をよけて転倒した際に負傷。CSでの出場を目指してきたが、決戦前日のこの日「登録しない。日本シリーズもどうかなというところ」と阿部監督が決断した。ファイナルSは欠場する見通しとなった。代わる3番にはベテラン・坂本が入りそうだ。

 「悔しさを見せてないけど、やっぱり最後までやりたかったと思う」と岡本和は自主トレも共に行う2学年上の正二塁手をおもんぱかった。「(日本シリーズに)行くつもりでやっている。そのつもりで治療してほしい」と話した。

 2日の今季最終戦から2週間空く中で、丸や長野らが出場した宮崎でのフェニックス・リーグには行かず、普段はあまり行わないロングティーなどで振り込んできた。ウエートトレの強度も落とさず「体を維持するためのトレーニングや、バットを振る強度を意識した」と牙を磨いた。

 CSでは18年は18打数1安打と不振。19年は15打数8安打、3本塁打でMVPと苦楽を経験してきた。「その難しさは経験したので、あの頃よりは成長していると思う」。初戦は今季12打数5安打、2本塁打と好相性のケイが相手だが「凄くいい投手。少ないチャンスをものにできたら」と気を引き締めた。

 練習前に訓示した阿部監督は「最後には自分たちが勝つんだと。そこだけは腹を据えてやっていきたい」と闘志を燃やした。攻守の要の正二塁手を欠くが、また一緒に日本シリーズで戦うため、主将を中心に団結する。(小野寺 大)

 ▽巨人の21年CS シーズン3位で2位・阪神とのファーストSは2連勝で突破。ヤクルトとのファイナルSは0―4、0―5、2―2の2敗1分けで敗退し、3年連続の日本シリーズ進出はならなかった。岡本和はシーズンは全143試合に4番で先発出場したが、左脇腹を痛めた影響でCSでは全試合を欠場。代役4番は丸が務めた。

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