川淵三郎氏、J1町田の刑事告訴に関連し“水かけPK”言及「明らかに非紳士的行為。でもレフェリーが…」
スポニチアネックス / 2024年10月16日 13時49分
元日本サッカー協会会長で日本トップリーグ連携機構代表理事の川淵三郎氏(87)が16日、自身のX(旧ツイッター)を更新。サッカーJ1の町田が15日、SNS上におけるクラブへの誹謗(ひぼう)中傷に対して刑事告訴し、同日付で東京地検特捜部に受理されたことに関連して自身の考えをつづった。
町田の上田武蔵代表取締役COO、クラブ顧問に就任した加藤博太郎弁護士らが同地検を訪れ、告訴状を提出した。内容は、X(旧ツイッター)の匿名アカウントが町田関係者に対する誹謗中傷を行い、クラブの名誉及び経済的信用が著しく毀損されているため、名誉毀損罪及び信用毀損罪に該当するものとして捜査の上でアカウント保有者の処罰を求めるというもの。
刑事告訴に際し、町田の藤田晋代表取締役社長兼CEOが声明を発表。「これ以上はもう看過しないことを決意しました」「今後、継続的に、かつ徹底的に、我々は断固たる姿勢で誹謗中傷に対処してまいります」としている。
今季J1初昇格を果たした町田は、元青森山田高校の指導者の黒田剛監督の指揮の下、厳しい守備やロングスローを多用した戦術でここまで3位と優勝争いしている。だが、天皇杯で苦杯を喫した筑波大のファウルに対する黒田監督の言動や、PK時にボールに水をかけたり、ロングスロー時にボールをタオルで拭いて時間をかけたりする勝利を追及する行為が、SNS上を含めて何度も非難されてきた。
川淵氏は、この件について、まず「自分自身もそうだけど少々の悪口雑言は我慢している。しかし町田に浴びせられた長きにわたる誹謗中傷は我慢の限界を超えたものに違いない。サッカー界全体を貶めるものだ。怒り心頭に発する」と投稿。
その後「僕へのリツイートを見て、ああこう言うことかと思った。この延長線上なんだ!」とし、「確かにPKの時ボールに水をかけるなんて明らかに非紳士的行為で見ていて不愉快に感じた。審判がボールを変えるだけでは無く直ちにイエローカードを出すべきだった。でもレフェリーがカードを出さないプレーは許容範囲であるはず。その前提で何が問題かを見極めることが必要なんだろうね」と、PK時にボールに水をかける“非紳士的行為”に言及していた。
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