「ミラ☆モン」松本圭佑 5戦ぶりのKO決着へ「ひと味違う姿を」 挑戦者・中川は「秘策ある」

前日計量をパスした松本（左）と中川

　◇プロボクシング日本フェザー級タイトルマッチ10回戦　松本圭佑《10回戦》中川公弘（2024年10月16日　東京・後楽園ホール）

　日本フェザー級タイトルマッチ10回戦の前日計量が16日、都内で行われ、王者の松本圭佑（25＝大橋、11勝7KO）が同級5位・中川公弘（33＝ワタナベ、18戦10勝5KO6敗2分け）とともに57・1キロで一発クリアした。

　4度目の防衛戦となる松本は「圧倒するためにどうするかを考えてきた。最終的にはKOを狙っている。体の状態もいいので楽しみ」とリラックスした様子で話した。

　6月に行われた3度目の防衛戦ではフルマークの判定勝ちも、倒しきれず。父である松本好二トレーナーからも厳しい評価が下されるなど課題が残った。「逆に勝って反省できただけ、ありがたかった。あの試合後は負けたかのように落ち込んだが、自分を見つめ直せたいい機会」と振り返る。世界ランクにも入り、ベルトを守りたい思いが強かったことを明かすが、「保守的になっていた自分を発見できた。それを踏まえて明日はひと味違う姿をお見せできれば」と闘志を燃やした。

　今年3月には、昨年11月に入籍していてことを報告。妻・沙弥さんとの新婚生活も順調なようで「体重がうまく落とせているのは妻のおかげ。そのためにも頑張りたい」と妻のためにもV4を誓った。

　一方の挑戦者・中川は「気持ちが高ぶってワクワクしている。早くやりたい」と大一番が待ち切れない様子。

　ボクシング人生の集大成と位置づけ「12年間の僕の全てを出す」と鼻息は荒い。不利予想にも「逆にラッキー。油断してもらえた方がいい」と笑みを広げながら、秘策については「もちろんある。明日楽しみにしていてください」と不敵に笑った。

　興行はLeminoで無料生配信される。