辰吉丈一郎の次男・寿以輝 後楽園で初タイトル戦「親父もここで獲っている。僕も獲らんと」

＜辰吉寿以輝　東洋太平洋スーパーバンタム級タイトルマッチ挑戦会見＞フォトセッションに臨む中嶋（左）、辰吉（撮影・大城　有生希）

　◇東洋太平洋スーパーバンタム級タイトルマッチ　王者・中嶋一輝《12回戦》同級7位・辰吉寿以輝（2024年12月12日　後楽園ホール）

　元WBC世界バンタム級王者・辰吉丈一郎の次男・寿以輝が16日、都内で次戦発表会見に臨んだ。15年4月にデビューし、プロ18戦目で初のタイトル挑戦。「チャンスをもらえてありがたく思っている。勝ちたい」と静かに闘志を燃やした。

　父・丈一郎は90年9月、後楽園ホールでプロ4戦目を行い、4回KO勝ちで日本同級王座を獲得。「（4戦目で）生意気やなあ。全部が」と冗談めかしながら「親父もここで獲っている。しっかり僕も獲らんとなあという思い」と20年11月以来、約4年ぶり3度目の“聖地”での一戦へ気を引き締めた。

　王者・中嶋を前にしても「ええ男やなあ、という感じ」と平常心を強調し「せっかくのタイトルマッチ。倒さんと面白くない」と3戦ぶりのKO決着を予告した。　（伊東　慶久）