1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. 野球

阪神・球児新監督 秋季キャンプ「実戦します」地元・高知ファンと盛り上げる 初仕事で決定

スポニチアネックス / 2024年10月17日 5時18分

阪神の藤川球児監督

 阪神・藤川球児新監督(44)が16日、初仕事でいきなり4時間の編成会議を行った。兵庫県西宮市の球団事務所で球団幹部と会談。24日のドラフト会議の指名候補選手の説明を受け、高知県安芸市で行う11月の秋季キャンプでは自らの提案で実戦を組むことを決めた。17日に宮崎県へ移動し、「みやざきフェニックス・リーグ」を2日間視察する。

藤川新監督の“初出社”は慌ただしかった。渋滞の影響で球団への到着が1時間遅れた。車から降りて早歩きでクラブハウスに入り、そこから球団幹部と約4時間のロングラン会談。終わったころにはすっかり外が暗くなっていた。

 「オフに球団としてたくさんやらないといけないことがある。その報告と確認と対応、対策を含めてですね」

 24日に控えるドラフト会議のリストに挙がる選手の映像、報告を受けて「丁寧に一つずつ話を聞いた」とイメージを膨らませた。22日から甲子園で始まる秋季練習と、11月に高知県安芸市で開催する秋季キャンプの詳細も詰めた。秋季キャンプでは「実戦をします」と自ら決定した。

 岡田前監督が率いた直近2年は、秋は技術習得の期間と位置付け、紅白戦を含めた実戦を行わなかった。恩師でもある名将の野球は継承しつつ、独自のカラーも打ち出す。藤川新監督は「自分の若い時を見ても、選手はアピールしたいと思いますけどね、正直」と考える。対外試合も選択肢に入れてアピールの場を設ける予定。「週末にね。たくさんのファンに来られる日に。フィーバーを起こしてほしいというところで」。若手や新戦力の発掘と同時に、実戦に地元高知の活性化への願いを込めた。

 初仕事から息をつく暇もなく、17日は朝から宮崎へ飛ぶ。1軍クラスの前川、小幡、井上らが参戦し、若虎が集うフェニックス・リーグを2日間視察する。現場で選手を生チェックするために、1泊2日の弾丸ツアーを組んだ。

 「若い時の記憶では、僕も監督に見に来てもらった方がうれしかった。そういうところでは、飛んでいきたいというところですね。そこでスイッチも入るだろうし」

 前日の就任会見で口にした「もしかしたら24時間監督としてやっていくことになる」という言葉を地で行く、目が回るようなスケジュール。2年ぶりのリーグ制覇を狙う44歳の青年監督は、情熱に満ちあふれている。(倉世古 洋平)

 ≪阪神監督 就任会見翌日の動き≫

 ☆金本監督 15年10月20日、甲子園球場クラブハウスを訪問し、選手たちに監督就任のあいさつ。チーム再建へ「厳しく、明るく!」の方針を伝えた。訓示の後には主力選手を中心に個人面談を実施。特に鳥谷敬には「おまえが変わらないと、チームが変わらない」と強い言葉をかけた。

 ☆矢野監督 18年10月19日、甲子園球場の球団事務所で谷本修球団本部長ら編成幹部とドラフト、新外国人候補の人選など補強に関する会議に時間を費やした。その後、クラブハウス駐車場に姿を現し、クローザーを現守護神のドリスに加え、かつての守護神・藤川球児も候補とする構想第1弾を明かした。

 ☆岡田監督 22年10月17日、ABCテレビの夕方のニュース番組と、CS放送スカイAの阪神特番に生出演。前日の就任会見でフルイニング起用を明言した大山と佐藤輝に「30本は打ってほしい。打率3割よりもね。打てば、100打点はいきますよ」と具体的な数字を挙げて飛躍を促した。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください