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巨人 打線沈黙…わずか4安打で零敗スタート 阿部監督「みんなで打破していくしかない」

スポニチアネックス / 2024年10月17日 5時33分

<巨・D>初戦に敗れ、あいさつする阿部監督(撮影・西川 祐介)

 ◇セCSファイナルステージ第1戦 巨人0-2DeNA(2024年10月16日 東京D)

 3年ぶりのCSは打線が4安打に封じられ、零敗スタートとなった。巨人・阿部監督は「いや、もうDeNAのね、勢いを感じながらやることができましたね、今日」とファーストSを連勝で勝ち上がった相手との差を痛感した様子だった。

 今季は4年ぶりのリーグ優勝を飾ったが、20度の零敗は球団ワーストだった。短期決戦初戦も、5回1死まで無安打。シーズンで8度対戦し5度、黒星をつけた左腕・ケイを打ちあぐね6回1安打の快投を許した。

 シーズン最終戦からちょうど2週間ぶりの試合だったが、指揮官は「もうそれはね、言い訳になっちゃうからね。だけど、ケイ投手も手がつけられなかった」と振り返った。

 主に「3番・二塁」だった吉川を左脇腹負傷で欠いた打線は、「2番・二塁」に増田大、3番にはプロ9年目で初のクリーンアップとなったオコエを据えた。阿部監督は「もう、それしかないんだよね」と状態の良さを買っての起用と説明したが、2~5番が無安打に終わった。初回に四球を選び、8回には好守も見せた増田大は「甘い球がなかなか来ずにファウルにしてしまった」と悔やんだ。

 試合前の円陣で「さらっと3勝して、日本シリーズへ行けるように」と声出しした4番・岡本和は2四球も無安打。「また明日切り替えて頑張りたい」と前を向いた。アドバンテージを含め1勝1敗のタイ。阿部監督は「あれだけ打てなくてもチャンスってできるんだなって思ったし、そこで一本打てばというゲーム。短期決戦なんでね。みんなで打破していくしかない」と切り替えた。(川島 毅洋)

 ≪3人連続の黒星発進≫巨人の阿部新監督はCS初陣で敗戦。巨人監督のCS出場は原辰徳監督(11度出場)、高橋由伸監督(2度出場)に次ぎ3人目。過去2人のCS初采配の試合を振り返ると原監督は07年第2S第1戦で中日に2―5、高橋監督は16年ファーストS第1戦でDeNAに3―5とともに敗れており、3人連続の黒星発進となった。過去2人は初戦敗退が響いてステージ突破を逃したが、阿部監督は巻き返せるか。

 ▼巨人・門脇(自身初のCS出場で2安打)最初は緊張した。(打席の)内容が良かったので、それがヒットになって良かった。明日もチームのためにやるべきことをやる。

 ▼巨人・オコエ(プロ9年目で初めて3番で起用されたが4打数無安打)今まで通りやれればと臨んだが、凄く良いピッチングをされた。

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