山本由伸 失意から立ち直らせてくれたキケとのサンディエゴでの会話「とにかくチームメートがついてる」

メッツとのナ・リーグ優勝決定シリーズ第4戦に先発予定のドジャース・山本（撮影・柳原 直之）

　ドジャースの山本由伸投手（26）が16日（日本時間17日）、敵地でのメッツとのナ・リーグ優勝決定シリーズ第3戦の試合前会見に出席。先発する第4戦に向けて意気込みを語った。

　山本はパドレスとの地区シリーズ第1戦で先発して3回5失点で降板も第5戦では5回無失点。パドレス・ダルビッシュ有投手（38）との日本人先発対決で好投を繰り広げ、リーグ優勝決定シリーズ進出に貢献した。

　山本はサンディエゴで行われた地区シリーズ第5戦先発前に“キケ”ことE・ヘルナンデスからサンディエゴのカフェに誘われて談笑。その際の会話について問われると「“サンディエゴに行ったら話をしよう”と言われていた。技術的な話もそうですし、プレーオフに向けた心構えも話していただいた。“とにかくチームメートがついてるから”といった声かけをしていただきました」と明かした。大谷翔平は第1戦でKOされた山本の様子を「結構落ち込んでいた」と話していた。

　山本が先発するメッツとのリーグ優勝決定シリーズ第4戦の試合開始時刻は現地時間午後8時。当日の最低気温は7度で、冷え込むことが予想されるが、対策を問われた山本は「もう8時に合わせて、とにかく最高の状態にできたら。（寒さは）大丈夫です」と話した。

　ロサンゼルスと比べると3時間早いニューヨークでの時差対策については「睡眠をたくさん取ることは意識している。練習メニューは変わらず過ごせている」と説明した。

　ニューヨークで行われた6月7日のヤンキース戦で7回2安打無失点と好投。ニューヨークの印象を問われたが「特に何もないですね。たまたまです」と話すにとどめた。