大谷翔平が11打席ノーヒット 第4打席も空振り三振 2球連続の自打球に顔ゆがめる場面も

6回の第4打席で自打球を受け、痛がるドジャース・大谷翔平（AP）

　◇ナ・リーグ優勝決定シリーズ第3戦　ドジャース－メッツ（2024年10月16日　ニューヨーク）

　ドジャースの大谷翔平投手（30）が16日（日本時間17日）、敵地でのメッツとのナ・リーグ優勝決定シリーズ第3戦に「1番・DH」で先発出場。第4打席も空振り三振に倒れ、11打席ノーヒットとなった。

　6回、前の打者、E・ヘルナンデスの2ランで走者がなくなり迎えた第4打席、相手2番手・ギャレットの初球、カットボールに手を出したが、打球は右足爪先付近を直撃。少し痛そうに足を引きずった。

　2球目、今度は低めスプリットを強振もまたしても右太もも付近に打球が直撃。痛みからか思わず顔をゆがめると、敵地ニューヨークのファンからはブーイングが沸き起こった。

　最後は3球目、低めに落ちるカットボールにバットが空を切り空振り三振に倒れた。安打は第1戦の第3打席で右前打を放って以降、出ておらず、11打席連続ノーヒット。また、ポストシーズンに入って走者なしの場面では22打数無安打となった。

　初回の第1打席は相手先発・セベリーノの第1球、95マイル（約152・9キロ）の内寄りの直球に積極的に手を出したものの一ゴロに倒れた。

　3回の第2打席は先頭で四球を選んで出塁。5回の第3打席は先頭で右飛に終わった。

　14日（同15日）の第2戦は2四球も3打数無安打に終わり、チームも完敗。メジャー7年目で初のPSはここまで打率・222、1本塁打、5打点、盗塁なしと低調。特に走者ありの場面で8打数6安打、打率・750に対し、走者なしで19打数無安打。それでも前日15日（同16日）の会見では「感覚自体は悪くない」と調子は悪くないと否定した。

　この日の試合前練習ではパドレスとの地区シリーズ第5戦以来5日ぶりのキャッチボール。気温14度で他の選手がニット帽をかぶり、パーカーやウインドブレーカー姿で練習する中、半袖姿で投じ、元気な姿を見せた。