西田敏行さん死去 功績を振り返る 俳優のみならず歌手・司会業…お茶の間沸かせたマルチな才能
スポニチアネックス / 2024年10月17日 13時27分
俳優の西田敏行(にしだ・としゆき)さんが死去したことが17日、分かった。76歳だった。俳優として数々の名作に出演しただけでなく、歌手としてNHK紅白歌合戦出場、さらに紅白に加え数多くのバラエティー番組で司会をこなすなど、マルチ才能を発揮した。
西田さんは1947年(昭22)11月4日、福島県出身。西田さんは明治大入学と同時に日本演技アカデミー夜間部に入学。67年、TBS「渥美清の泣いてたまるか」でデビューした。1968年に青年座俳優養成所に入り、1970年卒業し座員に。1977年にはテレビ朝日「特捜最前線」、1978年には日本テレビ「西遊記」にレギュラー出演。1980年には日本テレビ「池中玄太80キロ」テレビ朝日「サンキュー先生」で主演を務め、翌1981年にNHK大河ドラマ「おんな太閤記」で準主役を務めるなど、次々と各局の連続ドラマに出演した。
西田さんはNHK大河ドラマに数多く出演した。初出演したのは1972年の「新・平家物語」で、22年の「鎌倉殿の13人」まで12作に出演した1990年「翔ぶが如く」、1995年「八代将軍吉宗」、2000年「葵 徳川三代」では主演に抜てき。2024年10月時点で、大河ドラマ歴代最多主演俳優となっている。
映画「釣りバカ日誌」シリーズは88~09年まで22作に主演し、ハマちゃん役は国民的人気キャラクターに。代表作の1つとなった。
才能は俳優業のみにとどまらない。1981年には歌手デビューし、「もしもピアノが弾けたなら」(池中玄太80キロ主題歌)は大ヒットを記録。NHK紅白歌合戦では司会、歌手、審査員、応援全てで出演経験がある、稀有な存在となった。
愛らしい容姿とキャラクター、俳優としてのアドリブ力に加え、バラエティー番組でも軽快なトークを展開。2001年からは朝日放送「探偵!ナイトスクープ」の2代目局長に就任し、2019年11月22日放送分まで、約19年間にわたりレギュラー出演した。
福島・郡山市出身で、2011年の東日本大震災の際には現地に赴いて復興を支援。復興CM出演に、実話をもとにした映画「遺体 明日への十日間」で主演、震災の自衛隊災害派遣について取り扱った番組「絆~キズナノキオク~」にも出演し、演技で故郷の復興を支えた。
司会・歌手・俳優とマルチに才能を発揮した西田さん。08年に紫綬褒章を受章した。
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