西田敏行さん、大河ドラマの歴代最多主演 「徳川将軍」は3度経験…流行語も生み出した逸話
スポニチアネックス / 2024年10月17日 13時49分
俳優の西田敏行さんが東京都内の自宅で死去したことが17日、分かった。76歳だった。西田さんはNHK大河ドラマに数多く出演しており、主演4回は最多となる。
西田さんは、映画「釣りバカ日誌」シリーズや、「池中玄太80キロ」(日本テレビ)など数多くのドラマのほか、バラエティー、舞台など幅広く活躍。明るいキャラクター、温かみのある演技で多くの人に親しまれた。
西田さんはNHK大河ドラマに数多く出演。初出演したのは1972年の「新・平家物語」で、22年の「鎌倉殿の13人」まで12作に出演した(NHKアーカイブス公式サイトから)。また、1990年「翔ぶが如く」、1995年「八代将軍吉宗」、2000年「葵 徳川三代」では主演に抜てき。大河ドラマ歴代最多主演俳優となっている。
特に、歴代の徳川将軍家の人物を演じることが多く、「八代将軍吉宗」では徳川吉宗、「葵 徳川三代」では徳川秀忠、「功名が辻」では徳川家康を演じた。一方、「おんな太閤記」では豊臣秀吉を演じ、西田のセリフ「おかか」(正室・ねねの呼称)は当時の流行語になった。
西田さんは1947年(昭22)11月4日、福島県出身。67年にTBSドラマ「渥美清の泣いてたまるか」でデビュー。70年に青年座に入団し「情痴」で初舞台を踏んだ。76年にレギュラー出演した「いごこち満点」と「三男三女婿一匹」(ともにTBS)で注目され、人気に。
映画「釣りバカ日誌」シリーズは88~09年まで22作に主演。歌手として、1981年4月に発売した「もしもピアノが弾けたなら」は大ヒットするなどし、NHK紅白歌合戦に4回出場した。
バラエティー番組では2001年から朝日放送テレビ「探偵!ナイトスクープ」の2代目局長に起用。2019年11月22日放送分まで、約19年間にわたりレギュラー出演した。
主な出演作は、ほかにドラマ「西遊記」、映画「敦煌」「ゲロッパ!」など。08年紫綬褒章受章。
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