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柏原明日架が67で好発進 シャフト変更でパッティング復調 5年ぶりのツアーVへ「気合い入ってます」

スポニチアネックス / 2024年10月17日 15時45分

<マスターズGCレディース第1日>10番、ホステスプロの柏原明日架はアドレスに入る(撮影・井垣 忠夫)

 ◇女子ゴルフ NOBUTA GROUP マスターズGCレディース第1日(2024年10月17日 兵庫県・マスターズGC=6506ヤード、パー72)

 19年以来5年ぶりのツアー優勝を目指す、ホステスプロの柏原明日架(28=富士通)は5バーディー、ボギーなしの67をマークし、暫定6位と好発進を決めた。

 インスタートの10番でバーディー発進を決めると、前半はスコアを2つ伸ばしてターン。後半に入り2番からは3連続バーディーを奪い、67にまとめ「ショットの調子が少しずつ良くなってきているので、それぐらいのチャンスがここ1、2カ月くらいずっと多い中でパッティング勝負という感じの中できょうはよく入ってくれてかな」とうなずいた。

 ここ数ヶ月はパッティングに悩まされてきたが、試行錯誤の末に今週からシャフトを160グラムのものに変更。以前よりも40グラム重くし、「結果が少し思ったよりも1カップ、2カップ飛んでくれる。割とアジャストしやすかった。入れたいバーディーパットこそタッチ、距離感に徹するっていう風に自分の中でスイッチできたのが今日だった」とこの日は5メートル前後のバーディーチャンスを次々とものにした。

 19年に2勝して以降は、本来の力を発揮しきれない苦しい時間が続いた。22年には6季連続で保持したシードを喪失。QTランク19位で臨んだ23年シーズンは、メルセデスランク54位となり第1回リランキングまでの出場資格は手にしたが、シード復帰はならなかった。「最初の方は正直言うと、やっぱり1年間のシード権はマストで欲しいっていう気持ちは優勝より強かったかもしれない」。しかし、春先の試合で2試合連続トップ5入りしたことで、自然と気持ちは変わり、目標をシード復帰からツアー優勝に上方修正。「優勝したいなっていう気持ちに変わった。いけるなって自分自身で思った」と徐々に強い柏原が戻ってきた。

 19年にはイ・ボミさんとの優勝争いの末にツアー2勝目を挙げた思い出の大会。ツアー覇者として、地元・宮崎で行われる“最終戦”ツアー選手権リコー杯への出場を目指す28歳は「気合い入ってますね!やっぱりもう1回ここで優勝したい」と力強く言った。

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