桑木志帆「魂を込めてティーショットを打った」バーディー締めで首位発進 マスターズGCレディース

＜マスターズGCレディース第1日＞18番、バーディーを決め首位に立った桑木志帆は同伴組の佐藤心結とハグ（撮影・井垣　忠夫）

　◇女子ゴルフツアー　NOBUTA　GROUPマスターズGCレディース第1日（2024年10月17日　兵庫県　マスターズGC＝6506ヤード、パー72）

　賞金総額2億円のビッグトーナメントが開幕し、今季2勝の桑木志帆（21＝大和ハウス工業）が8バーディー、1ボギーの7アンダー65で回り、イ・ミニョン（32＝韓国）と首位に並んだ。

　首位で迎えた17番パー3、桑木はボギーを叩いて2位に転落した。リーダーボードで順位を確認すると気合を入れた。「絶対バーディーを取ろうと思って魂を込めてティーショットを打った」。残り140ヤードの第2打を7Iで4メートルにつけて、気合をパットをねじ込み、バーディーで締めくくった。

　6月の資生堂レディースで初優勝、8月のニトリ・レディースで2勝目を挙げてメルセデスランク7位。終盤戦のモチベーションになっているのが男子、女子、シニアの3ツアーによる団体戦「3ツアーズ選手権」出場。

　昨年はプロアマに出場しながら本番はメンバーに入れなかった。「出れないのに同じコースを回るのは悔しかった。絶対に出たい。ツアーと違う緊張感もあるし、団体戦も楽しみ。男子選手を間近で見たい」と話した。

　メルセデスランク上位6人に出場権が付与される。上位者が米ツアー予選会挑戦のため辞退することが予想されるためメンバー入りの可能性は高いが「ランキングの良い位置で終わりたい」と力を込めた。

　過去2勝はいずれも初日首位。逃げ切りでの3勝目を目指す。