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力石政法 兄・矢吹正道の前で世界前哨戦に2回KO勝ち「来年は世界戦」大橋会長絶賛も思わぬ悩み吐露!?

スポニチアネックス / 2024年10月17日 21時20分

大橋ジム移籍初戦で2回KO勝ちした力石

 ◇プロボクシング61キロ契約10回戦 力石政法(大橋)《KO2回2分38秒》アルネル・バコナヘ(フィリピン)(2024年10月17日)

 IBF世界スーパーフェザー級3位の力石政法(30)が大橋ジム移籍初戦で2回KO勝ち。世界前哨戦に完勝し世界戦へのアピールに成功した。

 立ち上がりは長いリーチを生かした右ジャブを見せながら、右フックを強振。2回には左アッパーからの右フックでダウンを奪うと、苦悶の表情を浮かべる相手に10カウントを聞かせた。

 試合後は「はじめまして、名古屋から世界チャンピオンになるためにきました、力石政法です」とあいさつ。2回で試合が終わってしまったことには「パンチの手応えもなく、もうちょいやりたかった」と舌を出しながら、「インパクトのある倒し方をしたかったが、まあ結果オーライかな」と端正なマスクを緩めた。

 会場にはIBF世界ライトフライ級王者の兄・矢吹正道(32=LUSH緑)も駆けつけた。12日のタイトルマッチで前王者シベナティ・ノンシンガ(25=南アフリカ)を下し、世界王座返り咲きを果たし「予想以上に圧倒した試合をしていたので、変な試合はできないという思いがあった」と力石。減量苦からフライ級転級の意向も明かしている兄へ「階級上げるって言ってたけど、返上したらフライ級で世界チャンピオンになれるか分からない。僕が世界獲るまで、もうちょっとライトフライ級におってほしいのが正直なところ」と“エール”を送った。

 移籍初戦を見守った大橋秀行会長は「来年は世界戦をやる」と次戦での世界挑戦にGOサインを出す。フィニッシュシーンには「玄人好みのいい勝ち方だった。世界戦になれば接戦も増える。あのボディーブローは大きな武器になる」と大絶賛した一方で「リング上でのスピーチは滑っていた。それだけが心配」と思わぬ悩みを明かしていた。

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