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仁井優花の巧みな一打 14番と同じ状況 18番でベタピン生んだ「イメージ力」

スポニチアネックス / 2024年10月18日 4時31分

<マスターズGCレディース 第一日>18番、ベタピンに付けるセカンドショットを放つ仁井優花(撮影・中辻 颯太)

 ◇女子ゴルフ NOBUTA GROUP マスターズGCレディース第1日(2024年10月17日 兵庫県・マスターズGC=6506ヤード、パー72)

【プロの匠タイム(1)】 プロが放つ一打の裏側に迫る企画「プロの匠タイム」を大会期間中、4日間にわたって連載する。会心のショットや絶妙なアプローチなど、一打を生む技術や思考を徹底追求。第1回はツアー初優勝が待たれる仁井優花(22=エレコム)の最終18番パー4でのピン直撃ショット。この一打の裏側には「イメージ力」があった。

 いくら技術が高くても、試合の舞台で発揮できるとは限らない。ゴルフで大切な「イメージ力」が凝縮された一打だった。18番グリーンに「ガシャ」という乾いた音が鳴り響いた。6Iを手に仁井が放った第2打は軽いフェードの軌道で157ヤード先のピン下部に直撃。手前50センチに跳ね返り、バーディー締めだ。

 直前の17番パー3で初ボギーを叩いた。「右のバンカーが嫌だな」とマイナスイメージで放った第1打を左に曲げた。最終ホールに向かう時に思い出したのが藤野圭祐キャディーの言葉。「トップでやっている人はネガティブな気持ちはないと思う」。前週、山下美夢有の優勝をサポートしたばかりだった。

 18番の第2打地点では、同じ6Iで3メートルにつけた14番パー3をイメージ。距離だけでなく、右からの向かい風という共通点も見つけた。「同じイメージで打ったら良かった。ポジティブに」と笑う。現在メルセデスランクは50位。昨季27位より苦戦し、マイナス思考になることも多かった。取り組んできたスイングが結果に表れつつある終盤戦。22歳は前向きに戦っていく。 (中村 文香)

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