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西田敏行さん急死 信じたくない… ドラマに映画、歌手でも活躍 悟り開いた?病からの生還

スポニチアネックス / 2024年10月18日 4時3分

88年、「釣りバカ日誌」のロケで笑顔を見せる西田敏行さん(左)と三國連太郎さん

 【悼む】西ヤンが逝ったなんて考えられない。もう何年も会っていないが、思い出すのは20代のころのこと。

 昭和46年、矢代静一の舞台「写楽考」に出演した西ヤンを見たのが最初だった。その後の、飲み屋での風景を思い出す。あのころ私は故太地喜和子と2人でよく飲んでいて、東京・四谷の飲み屋に行ったところ、西ヤンが若い男女に囲まれながら飲んでいた。その時あいさつしたのが最初だったと思う。西ヤンは、その時のことをよく覚えていて話をしていたと聞いたことがある。

 このころ、まだ売れていなかった彼は、酔っぱらうと松竹の山田洋次監督に電話をかけて「仕事をくれ」とねだっていたという。「釣りバカ日誌」シリーズに出演できたのも、そんな理由があったのかもしれない。

 2003年、33年間所属していた劇団青年座を辞めるときには、西ヤンが稼いでいた年間5億円をどうするかでもめたこともあった。

 急性心筋梗塞で生死をさまよったのはこの年だ。「今日が命日かよって思ったりした」と後に振り返ったほどだが、「いつ終わりが来てもいいような状態を設定して生きていかないと、納得する終わりは迎えられない」と悟りを開いた感があった。

 死の淵からの生還は芸の神様のおぼしめし。満身創痍(そうい)になりながら、それから20年以上も一線を走り続けた西ヤン。心からご苦労さまの言葉を贈るが、まだ信じたくないよ。(スポニチOB・木村 隆)

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