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ドジャース・大谷 NY黙らせた摩天楼弾!ポール際でも確信指さし WSあと2

スポニチアネックス / 2024年10月18日 1時32分

<メッツ・ドジャース>8回、3ランを放つ大谷(撮影・沢田 明徳)

 ◇ナ・リーグ優勝決定シリーズ第3戦  ドジャース8-0メッツ(2024年10月16日 ニューヨーク)

 ドジャースは16日(日本時間17日)、ナ・リーグ優勝決定シリーズ(7回戦制)第3戦でメッツに8―0で快勝し、2勝1敗とした。大谷翔平投手(30)は8回、ポストシーズン(PS)2本塁打目となる右翼2階席への特大3ラン。PSでの得点圏打率は驚異の・833となった。敵地ニューヨークのメッツファンを沈黙させた衝撃の一発。悲願のワールドシリーズ(WS)進出へ、あと2勝に迫った。

 静かになった。試合開始時に気温10・6度と冷え込んだ敵地シティ・フィールドの空気が、凍りついた。大騒ぎは三塁側のドジャースベンチだけ。右翼ポール際の大飛球はビデオ判定も、大谷はベンチで確信して笑っていた。「通過地点は(ポールの)結構、内側だったので本塁打だと思った」。本塁打が確定すると、隣でT・ヘルナンデスが「What a power(なんてパワーなんだ)!」と何度も叫んで、はしゃいでいた。

 4―0の8回1死一、二塁、救援右腕メギルの膝元のカットボールをすくい上げた。右翼2階席上段へ、5日のパドレスとの地区シリーズ初戦以来7試合ぶりの一発。「走者がたまって良い流れがうちにある中で(敵地での)連戦の初戦。何点取ってもいいし、そういう意味で良い本塁打になった」。8―0の圧勝を決定づける3ランに胸を張った。

 打球速度115・9マイル(約186・5キロ)は、シュワバー(フィリーズ)の115・8マイル(約186・3キロ)を抜き今季のPS本塁打では最速。角度37度で最高137フィート(約42メートル)まで舞い上がった。敵地の4万3883人がニューヨークの摩天楼を見上げるように見送った衝撃弾。試合前のメンバー発表で大谷が登場すると大ブーイングを浴びせた敵地のファンは、一斉に席を立った。PS6勝中4勝が逆転勝利の「ミラクルメッツ」への期待も打ち砕いた。

 前日の会見で米メディアが執拗(しつよう)に指摘した走者なしでは依然として22打数無安打。だが、走者ありは打率・778、得点圏は6打数5安打、打率・833となった。大谷は「もうちょっと出塁して後ろに良い形でつなげればもう少し勝てる試合、チャンスのある試合をつくれたんじゃないか」としたが、この日唯一の得点圏の打席で圧倒的勝負強さを証明した。

 敵地での3連戦初戦を取って2勝1敗とし、チーム4年ぶり、自身初のWSへあと2勝。「勢いを継続して、敵地だけどしっかり自分たちの野球をできれば十分に勝利できるんじゃないかな」。打っても油断はない。第4戦に備えて試合終了から15分後には、帰路に就いた。(柳原 直之)

 ▽メッツの「OMG」 21年にエンゼルスで大谷の同僚だったイグレシアスが、今年歌手名「キャンデリータ」として発表したデビュー曲のタイトル。「オー・マイ・ゴッド(なんてこった)」の頭文字を取ったもので、6月28日アストロズ戦後にシティ・フィールドで初披露した。キューバ出身らしくラテン調の明るいポップナンバーで、YouTubeでも450万回以上再生。「OMG」ボードは球団公式グッズとなり、選手が本塁打した際に掲げるセレブレーションとして定着した。

 ≪突破率82%≫ドジャースが第3戦に勝ち2勝1敗。現行の7回戦制(85年以降)のリーグ優勝決定シリーズで、1勝1敗から○での2勝1敗は過去38度で、うち27チームがシリーズを制しており突破率は71%。また、1勝1敗から敵地で勝利して2勝1敗は過去17度。うち14チームが勝ち抜いており突破率は82%になる。また、ド軍は5回戦制時代も含めて1勝1敗から第3戦勝利は過去2度。77年はフィリーズに3勝1敗で突破、16年はカブスに第4戦から3連敗で敗退した。

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