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日本ハム・清宮 意地の先制打 崖っ縁から逆襲宣言!「4つ勝つことしか考えていない」

スポニチアネックス / 2024年10月18日 6時1分

<ソ・日>初回、清宮が先制の右中間二塁打(撮影・長久保 豊)

 ◇パCSファイナルステージ第2戦  日本ハム2―7ソフトバンク(2024年10月17日 みずほペイペイD)

 日本ハムは17日、ソフトバンクとのCSファイナルS第2戦を行い、ファーストSから5戦目で初めて先制したが、痛恨の逆転負けを喫し、相手のアドバンテージを含め0勝3敗となった。「2番・三塁」で出場した清宮幸太郎内野手(25)は初回に右中間へ先制適時二塁打を放つなど2安打1打点。18日の第3戦も敗れると終戦になるが、主砲は崖っ縁からの4連勝を誓った。

 土俵際に追い込まれてこそ、燃える。まさに、今年のチームがそうだ。宿敵ソフトバンクに力の差を見せつけられて悪夢の連敗。もう後がない状況となったが、試合後の清宮は笑みを浮かべながらチームの思いを代弁した。

 「いやもう、ここから勝ったら面白いので。4つ勝つことしか考えていないです」

 ロッテとのファーストSから5戦目で、理想的な形でCS初の先制点をもたらした。初回先頭の万波が左越え二塁打で出塁し、迎えた清宮は「良い形でマンチュー(万波)が出てくれたので、最低でも走者を進めようと思いました」。1ボール2ストライクから、モイネロの151キロ直球を引っ張り、右中間への先制適時二塁打を放った。5回2死一塁でも再びモイネロから中前打。ポストシーズン自身3度目となるマルチ安打と気を吐いた。

 それでも、打線は3回以降は無得点。逆に投手陣はソフトバンク打線を前に失点を重ねた。そんな試合展開を振り返り、清宮も「もう横綱野球だなと。強い野球をされているなと思います。向こうの打線を見ていたら、まだまだだなという感じがする」と、自力の差を痛感した。

 過去、パ・リーグでは下位球団がファイナルS初戦を落とし、日本シリーズに進出した例はない。それでも、今季公式戦で逆転勝ちは両リーグ最多の32度。ファーストSでも初戦を落としたが、崖っ縁から連勝突破を果たした。「全然、ここからという気持ちです」と清宮。得意の逆転劇で、ミラクルを起こしてみせる。(清藤 駿太)

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