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ソフトバンク・近藤がケガから復活の決勝2ラン! 無敗で日本シリーズ王手は突破率100%

スポニチアネックス / 2024年10月18日 5時3分

<ソ・日>初回2死一塁、ソフトバンク・近藤は勝ち越し2ラン(撮影・長久保 豊)

 ◇パCSファイナルステージ第2戦 ソフトバンク7ー2日本ハム(2024年10月17日 みずほペイペイ)

 パ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ(S)第2戦は、リーグ優勝のソフトバンクが2位の日本ハムに7―2で快勝し、アドバンテージ1勝を含む3勝0敗とし、CS突破に王手をかけた。9月の右足首捻挫から復帰したばかりの近藤健介外野手(31)が初回に決勝の右越え2ランを放つなど、打力で圧倒。18日の第3戦で勝つか引き分ければ、4年ぶりの日本シリーズ進出が決まる。

 打った瞬間に確信の完璧な一撃。打球の行方を見て思わず笑みがこぼれた。「5番・DH」で2戦連続スタメン出場した近藤が、初回の第1打席で会心の決勝2ランを右翼スタンドに運んだ。

 「いい集中力で自分のバッティングができました。アグーさん(山川)が打ってくれて楽に打席に入れました。そのままの勢いで打てたと思います」。4番・山川が同点タイムリーを放ち、なお2死一塁の場面。加藤貴が初球に投じた内角直球を捉えた。全力疾走はいらなかった。ゆっくりとダイヤモンドを一周した。

 9月16日のオリックス戦(京セラドーム)で二盗を決めた際に右足首を捻挫した。チームの優勝は目前。主力の責務として全試合出場にこだわりを持ってきた背番号3は懸命に出場を模索したが、ドクターストップの状態で最終的には断念せざるを得なかった。リーグ優勝の瞬間には松葉づえ姿で駆けつけ「今度は日本一の輪にいられるように」と誓った。

 CSファイナルSが始まる前日の15日。監督室で小久保監督と1対1で復帰について話し合った。「迷惑がかかったり、足を引っ張るようなら自分で判断しないといけない」。その思いを持ちつつ、現在の状態と意思を伝えた。「ケガからちょうど1カ月。目標があったのが一番大きかった」。不屈の闘志で厳しいとみられていたCSでの復帰を実現させた。

 「ケガの具合からいくと驚異的な回復じゃないか。この1週間で走塁が上がってきた」と目を見張る指揮官だが、今でも楽観視はしていない。「一番気にしていたのが今後の野球人生に影響があるのか、ないのかというところ。(スタメンで)いってくれると助かるんですけど、野球人生がある。明日(18日)も練習が終わるまでスタメンは決まりません」と話した。

 チーム4年ぶりの日本一へ。「シーズン終盤にいられなかったのは悔しかった」。借りは必ず返す。不屈の男の活躍でCS突破に王手をかけた。(木下 大一)

 ○…ソフトバンクが連勝。アドバンテージを含め3勝0敗として、日本シリーズ出場に王手をかけた。過去、プレーオフ、CSで先に王手をかけた44チームのうち41チームが日本シリーズに進出しており、突破率は93%。無傷の王手は23度あり全て日本シリーズに進出している。また、無敗で日本シリーズに進出すれば昨年の阪神以来、ソフトバンクでは11、15、20年に次いで4度目となる。

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