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山田洋次氏「偉大な日本のクラウン」 浅田美代子「ハマちゃん、お疲れ様」 石田えり「自然に役になれた」

スポニチアネックス / 2024年10月18日 4時3分

90年、映画「釣りバカ日誌3」のロケに臨む(左から)五月みどり、三國連太郎さん、西田敏行さん、石田えり

 西田さんの訃報を受けて「釣りバカ日誌」シリーズの共演者らも相次いで悲しみの声を寄せた。万年平社員の釣り好き浜崎伝助(ハマちゃん)を熱演。同シリーズの脚本を務めた山田洋次監督(93)は「いくつになっても福島弁の抜けない、懐かしい人柄。小太りの肉体、響きの豊かなバリトンの声、愛嬌(あいきょう)のある目元」と西田さんの魅力を語った。

 「釣りバカ日誌」以外でもタッグを組んだ2人。西田さんは、山田監督の代表作「男はつらいよ」にも出演。93年公開のシリーズ46作目「寅次郎の縁談」でハマちゃんのまま登場した。93年「学校」と、96、97年に渥美清さんを追悼した映画「虹をつかむ男」では主演を務めた。山田監督は「ヨーロッパではこういう役者をクラウン(道化役者)というそうだが、あの姿がもう見られない。偉大な日本のクラウンが去ってしまったことを私は心から悲しく思っています」としのんだ。

 「釣りバカ日誌」で初代の妻を演じた石田えり(63)は「黙っていてもツーカーな感じで、そのまま自然に役になれた気がします。私のわがままな性格のため長くは続きませんでしたが、あんなに心休まる楽しい時間はありませんでした」と思い出を振り返った。レギュラーシリーズの7作目から妻役を務めた浅田美代子(68)も「あの元気ないつも笑顔のハマちゃんが亡くなってしまうなんて、どう信じたらいいのでしょう」と吐露。「ハマちゃん、お疲れさまでした。そしてありがとうございました。天国で大好きなお酒を思う存分飲んで、そちらにいる仲間と宴会を楽しんでください」と追悼した。

 ▼池中玄太80キロ 亡くなった妻が残した3人の娘と暮らす報道カメラマンの子育て奮闘記。西田さんの民放連ドラ初主演作。タイトルの「80キロ」は当時の西田さんの体重。

 ▼釣りバカ日誌 趣味の釣りと家庭をこよなく愛する会社員の浜ちゃんと、その勤務先の社長(三國連太郎さん)の珍騒動を描く物語。初代の妻役が石田えりで、2代目が浅田美代子。

 ▼ドクターX~外科医・大門未知子~ 孤高のフリーランス外科医の活躍を描く医療ドラマシリーズ。西田さんは陽気な表情の裏に腹黒い野心を抱える人物を好演。

 ▼アウトレイジ 暴力団の抗争を描くバイオレンス作。西田さんは関西の巨大暴力団の若頭役を演じた。普段の温和なイメージと打って変わって、関西弁でどう喝する姿が話題を呼んだ。

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