ヤンキースのチザム三塁手が世界一は「間違いはない」と保証 敵地クリーブランドでのブーイングは必至

ヤンキースのジャズ・チザム（AP）

　ヤンキースは09年以来の世界一（球団史上28回目）になるためにあと6勝が必要。しかしながら、ジャズ・チザム三塁手は「私たちはワールドシリーズのチャンピオン。間違いはありません」と17日（日本時間18日）のア・リーグ優勝決定シリーズ第3戦の前にESPNのジェフ・パッサン記者に大胆に保証した。

　ちなみにこれは初めてではない。ヤンキースタジアムでのア・リーグ地区シリーズ第2戦でロイヤルズに敗れた後、「ロイヤルズはただ運が良かっただけ」と発言し、その考えをSNSでも「勝つと信じなければ、勝てない。だから、このことを現実にするために言葉に出して、信じるんだ！」強調した。

　シリーズが第3戦から敵地カンザスシティに移ると、ロイヤルズのファンからブーイングを浴び続けたが、彼はそれを喜んで受け入れ、結果、ヤンキースはシリーズを4試合で勝ち上がった。

　シーズン中にヤンキースにトレードで移籍したチザムはここまでの成績は23打数3安打（打率.130）、ホームラン1本、二塁打1本と振るわないが、この発言に対してガーディアンズのファンから同じような反応を受ける可能性がある。

　チザムがNFLニューヨーク・ジェッツのQBジョー・ネーマスやNHLニューヨーク・レンジャーズのマーク・メシエのように、保証が実を結んだ選手としてニューヨークのスポーツ史に名を刻むのか、それともNBAニューヨーク・ニックスのパトリック・ユーイングのように言葉だけに終わるのかは、時間が経てばわかることになる。