日本アカデミー賞 西田敏行さん追悼 協会役員歴任＆授賞式の司会も担当「その優しいお心に深甚なる感謝」

俳優の西田敏行さん

　日本アカデミー賞協会は18日、公式SNSを通じ、17日に訃報が伝えられた俳優の西田敏行さん（享年76）を追悼した。

　協会は「西田敏行さんが逝去されました」と、つづり、2枚の写真を公開。「第5回『北斎漫画』で優秀助演男優を受賞以来、優秀助演男優賞4回、優秀主演男優賞7回受賞され、うち第12回『敦煌』第17回『学校』『釣りバカ日誌6」で最優秀主演男優賞されました。第33回『釣りバカ日誌』シリーズ出演に対して、故・三國連太郎さんと共に会長功労賞を受賞されました。日本俳優連合の理事長として日本アカデミー賞協会組織委員会副会長を歴任。また授賞式の司会を9回務めていただきました」と、その功績を振り返った。

　つづけて「軽妙なトークと後進の映画人たちへの温かい眼差し、そして映画愛にあふれた司会進行で授賞式を盛り上げてくださいました」と思い出を振り返り「その優しいお心に深甚なる感謝を捧げるとともに、ご冥福を心よりお祈り申し上げます」としのんだ。

　西田さんは1947年（昭22）11月4日、福島県出身。67年にTBSドラマ「渥美清の泣いてたまるか」でデビュー。70年に青年座に入団し「情痴」で初舞台を踏んだ。主な出演作はドラマ「西遊記」「池中玄太80キロ」、映画「敦煌」「ゲロッパ！」など。「釣りバカ日誌」シリーズは88～09年まで22作に主演。歌手として「もしもピアノが弾けたなら」などでNHK紅白歌合戦に4回出場した。