延長10回タイブレークの末に北海道屈指の進学校・札幌南が11年ぶりの秋季北海道大会勝利でベスト8進出

＜函館大柏稜・札幌南＞8強入りを決めた札幌南（撮影・高橋　茂夫）

　◇第77回秋季北海道高校野球大会2回戦　札幌南5―3函館大柏稜（延長10回タイブレーク）（2024年10月18日　プレド）

　札幌南が函館大柏稜を5―3で退けて11年ぶりの秋季北海道大会勝利を飾り、ベスト8進出を決めた。

　札幌南は無死一、二塁から始まるタイブレークに突入した延長10回2死二、三塁、斎藤遼平三塁手（2年）の飛球は捕手の前に落ち、ラインそばに置かれたバットに当たって止まる内野安打で勝ち越し。さらに吉沢宏治左翼手（1年）の二塁内野安打で追加点を奪った。

　同校の00年夏甲子園出場時の主将だった田畑広樹監督は「応援の力で勝てた」と感謝した。この日は全日制の生徒に加えて定時制の生徒も加わり、文字通り“全校応援”で盛り立てた。村尾壮太主将（2年）は「持っている力以上のものが出せた」と話した。

　札幌南は20日の準々決勝で駒大苫小牧―旭川志峯の勝者と対戦する。