【ラグビー日本代表】サナイラ・ワクァ「自分に合っている」超速ラグビーは“フィジースタイル”

代表合宿の練習に参加するサナイラ・ワクァ（撮影・前川　晋作）

　宮崎市内で合宿中のラグビー日本代表は18日、ニュージーランド戦（26日、神奈川・日産スタジアム）へ向けた練習を行った。

　13日からFW組とバックス組に分かれての合宿が始まり、17日に初めて全体練習。ロックのサナイラ・ワクァ（29＝花園）は「初日なのでミスは多かったけど、ミスを恐れずポジティブな練習ができた」と前日の練習を振り返った。

　来日8年目で「日本は第二の故郷」というフィジー出身の29歳。「小さい頃からやっていたのが、まさしく速いラグビー。ボールを長く生かす、ラックの数を減らすのがフィジースタイル。自分に合っていると思う。とても楽しんでいます」。エディー・ジョーンズ・ヘッドコーチが掲げる「超速ラグビー」に適合しているようだ。

　ニュージーランド戦へ向け「ボールを長くキープすること。アタックでもディフェンスでも80分間フィジカルで上回ることが大事」と勝利への必要な要素を挙げた。自身が特に意識するプレーは、ハードなボールキャリー。さらに、ここまでの代表合宿で重点的に練習してきたセットプレーについては「スクラムはとにかく低くすること。ラインアウトはテンポをさらに上げること」と意識するポイントを説明した。