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阪神・伊藤将 危機感…ブルペンで40球投げ込み出直しの秋 「競争で名前が挙がるように」

スポニチアネックス / 2024年10月19日 5時19分

ブルペンで投球練習する阪神・伊藤将(撮影・須田 麻祐子)

 不本意なシーズンに終わった阪神・伊藤将が、鳴尾浜球場で直球を中心に40球の投げ込みを敢行した。22日からの秋季練習、そして11月の秋季キャンプで藤川監督に認めてもらうためにピッチを上げた。

 「監督も代わる、チームの方針もまた変わってくる。競争で名前が挙がるようにできたらいいと思う」

 置かれた立場は自覚している。入団から3年連続で防御率2点台、2桁勝利を2度記録した左腕も、今季は4勝5敗で、防御率4.62。8月28日の出場選手登録抹消からはレギュラーシーズン終盤の優勝争いにも加われなかった。球威と制球。原因を明らかにしないと前には進めない。これまでオフはノースローだったが、危機感からのブルペン入りだった。

 「ダメだったのがどこかを確認した。藤川監督は野球が凄く詳しい。投手経験のある監督は初めてなので、楽しみにしている」と気合を入れた。指揮官が計画している安芸での実戦も望むところ。出直しの秋を実りの季節にする。(鈴木 光)

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